2007年12月11日
この日は事業対象地の一つであるグノンランブン村に調査に行きました。
調査、調査とかれこれこの時点で8ヶ月も経っています。ただただ漫然と調査だけしていたわけではありませんが、村の人たちも、なんだろうなこの人たちは。。と思っただろうなあ。。
そろそろ活動目的も内容も固まってきたこの頃。対象候補地である村々の細かい情報をさらに集めに来ました。村の(ヒマそうな)人たちに集まってもらって、村の地図を描いてもらいつつ、話を聞きます。
農村社会調査でよく使われる「Village Maping」と呼ばれる作業です。他にも調査手法はいろいろありますが、私はこの地図作りが、一番(簡単で)好きでした。
誰が地図を書くのか。というのを村の人たちが決定していく過程も面白い。ある村では、決して、誰もペンに触ろうとしないし、ある村では、我も我もとペンの取り合いになる。この辺で一番多かったのは、「地図を描いてもらいたいんだけど。。」と頼むと、「ちょっと待ってろ!」と言って、村で一番絵心のある人を連れてくるケース。
こちらとしては、皆さんに描いてもらって全然かまわないんだけれど、「そういうことなら、この人だ!」っていうのが、村の中であるんだろうなあ。。
こちらは子供たちのグループ。
地図のはずだけど、なんだかいろいろ楽しいことになってるねえ。
ちなみに私が子供の頃は、小学3年か4年生の社会科で、「近所の地図を書こう」という授業がありました。あれ、大嫌いだった。上手く出来なくて。
そう思い出してみると、地図を描くことって、そう簡単じゃあないんですよね。人には気軽に頼んでしまいましたが。。
できた地図を元に、子供たちに村を案内してもらいます。
水場から遠く離れた不便な場所に位置しているのですが、子供たちの仲がよく、本当によく遊んでいるなあ。。という印象を持った村でした。
村の中心にある集会場(ムナサ)や広場(人の家)に、人が集まりやすい構造だったのかもしれません。