先日、シンガポールの国立博物館に行ってきました。
改装されて、とってもモダン!歴史館と、生活館(ファッション、食べ物、映画・写真)に別れていて、歴史館では古代の人がマレー半島の先端に暮らし始めた頃から、イギリス植民地、戦時下の日本占領、終戦と独立、共産化の波、リークアンユーの登場、近代化…と、分かりやすく、しかも興味深い展示内容だったと思います。
日本のシンガポール占領についての展示の中で、こんなポスターを発見しました。
あああ~~~ ご、ごめん~~(?)
でもこれらの展示も、8年前にこちらに来たときよりも、大分マイルドになったように思います。今でもあるのか分かりませんが、セントーサ島の歴史博物館は、かなりの恨み節でこわかった。。
シンガポール人の中学生や高校生が、熱心に展示を見ていたのが印象的でした。
日本でも、戦争がいかに日本国民とアジアの人民にとって悲劇的であったか、戦争の悲惨さとバカバカしさと、それがゆえに回避のための努力を最大限に行うべきであるということを、子供たちに伝えていかないといけないよなあ。。と思います。
もちろん当時の日本には日本の事情があったのかもしれませんが、やっぱり失政は失政。感情論や罪悪感で子供の心を縛り付けるのではなく、何があって失政(戦争)が起こったのかをきちんと伝えたいもの。(と言って、私もよく知りませんが…)
よく「子供が未来をつくる」といいますが、正確には“大人になった”子供が未来を築くもの。
だから子供のうちには、過去のことや世界のことや、いろいろなことを学んで準備する時期なのだろうなあ。