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カテゴリ:インドネシア
あれは確か2008年10月か11月、深井戸の引渡式が終了して、すぐのことだったと思います。
とある雨の日、現場の村々をモニタリングして回っている時のこと。同じく現場にいたカウンターパート団体のスタッフから、ある村の深井戸の水が出なくなっているという報告を受けました。

慌てたのなんのって。。
正式に深井戸を村に引渡してから、まだ数週間しか経っておらず、まさかもう壊れたのかと、現場に着くまで戦々恐々でした。
雨の降りしきる中、井戸の周りをうろうろと調べる私たち。。そのうち村人や、水管理委員会の人たちも、なんだなんだと集まってきます。「水が出ないの?」と聞くと、「うん、出ない」とのこと。ぎょえええ~~~(泣)泣きながら掘削を担当してくれた団体(の友人)のところに電話をしてしまいます。彼も水が出ない=壊れたとは信じられない様子。一体どうしたのか??

するとエンジニアのスタッフが、わかったわかったとニヤニヤしながらやってきました。
「村人はどうやら、配水管を設置したらしい。」

「でも井戸から配水管に繋ぐ場所が間違えている。」本当は一旦タンクに溜まった水を配水管に流すようにパイプを設置すべきところを、深井戸からの水が直接出てくるメンテナンスパイプにパイプを設置してしまったために、配水管からの使用量が増えると、水がタンクに溜まらずに“タンクからの”水が出なくなっているようです。

あ~~~ びっくりした。でも。。。

!?配水管!???

この事業では、深井戸と給水のためのタンク、蛇口、洗い場は造りますが、各世帯までの配水管の設置は行いません。もともとこの深井戸は(くどいようですが)飲料水用なので、全世帯の全用途に対応するようには設計していなかったのです。

しかしそれはこちらの計画。もちろん説明はしましたが、村は村で深井戸が出来てから話し合いを持ち、村のお金でパイプと蛇口を購入して、全世帯に水道を設置することにしたのだそうです。
…し、知らなかった~。
確かにもう供与は終わりだよ!後は自己責任でね!!と引渡しの時には言ったけれど、相談してくれれば技術的なアドバイスはできたのにな~。この村に関して言えば、運よく出水率は高かったので、配水ができるくらいのキャパシティはありそうです。完璧ではありませんが。

とはいえ。こうして援助したインフラが村人たちの考えを元に、村人たちの手によって、より使いやすく向上してくのを見るのは、うれしいものです。ヒヤッとさせられましたが、一転、嬉しい驚きに変わりました。

その後聞いたところによると、パイプは村全体のメインロードを通して、日本円にして3万円くらい。その後、それぞれの家がメインロードから自分の家までパイプを買い足してつなげるそうです。全世帯100軒あまりの小さな村です。それでも日本円にして3万とは、村人にとって決して小さなお金ではありません。しかしこの村は比較的マネジメントがしっかりしていて、村所有の結婚式用のテントや飾りものの貸し出しや、共有地にあるゴム畑やドリアン林の賃借料やなにやらで、村にいくばくかのお金があったそうです。


まだ配管設置の工事は終わっていないとのことでしたので、次の工事には呼んでもらえるようにお願いいしました。

tedehoru
で、工事…。こんな感じです。手で掘っているところが、なんとも。。村人総出で、金曜日の「ゴトロヨン」と呼ばれる公共奉仕の日に行います。

kuwadehoru
鍬もありますが、数が足らないようです。事業を通してこうした活動を活発化してもらい、必要な道具類も供与することにしていました。

haikan
配管の状態です。やればできる。(ちょっと曲がってるけど。。)やろうと思えば、結構なんでもできるんだよなあ。
やろう!と思い至るまでが、大変なんだろうなあ。。


この村では、以前は乾季には往復2時間以上かけて水を汲みに行くというほど、水へのアクセスの難しい村でした。今では「蛇口をひねると水がでる!前は夜水を汲みに行くのが怖かったけど、今は家で水がいつも得られる。」と、お母さんたちは、嬉しそうでした。

一度蛇口から水の得られる生活に慣れてしまうと、もう後戻りはできない、というか、したくないでしょう。深井戸を大切に長持ちさせてもらいたいし、これからもイザと言うときのために、お金をためてもらいたいものです。

この村の例は他の村も刺激したようで、ウチもお金をためて、配水したい!と言い出す村も出てきました。あくまでも外部に頼ろうとする村もありますが、こうして(とっとと)自分たちで動く村もあるわけで、その差もおもしろいです。


manpower
よいこらさ。






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Last updated  2009年09月10日 16時35分30秒
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