インドネシアはイスラム教の国です。
それで毎日5回のお祈りがあります。お祈りの時間は季節によって少しずつ変わりますが、今、一番早い時間は午前4時。モスクまで来られずに家でお祈りをする人たちのために、どこのモスクもこれでもか!とばかりに大音量でコーランを放送します。
中東の国なんかだと、アラビア語も美しく、聞きほれるくらいの読誦もあると聞きますが、それは本当に読む人による…。もちろん目的はお祈りなので、うまいとか下手とか言ってはいけないのですが、いけないのだろうけどねえ…。
今住んでいるところの近辺には4箇所のモスクがあって、4方向からの放送が家の中を音響マシーンとするがごとく、響いています。
しかしモスクのことはいい。なんと言っても住民に必要な宗教儀式であって、時間も決まっているし、慣れれば無視して寝る事も可能。
インドネシアには大きな音=騒音という考え方があるのだろうか?
例えば今日は近所(わりとすぐ)で結婚式が催されているのですが、朝から今まで、多分真夜中を過ぎるまで、バンドとカラオケの音が、巨大スピーカーを通して流れきています。流れるとかそういうレベルではない。攻めてくるという感じ。またまた家を音響マシーンとして、揺れを感じます。音で。
前、アチェに住んでいたときも、近所で結婚式があったりお葬式があったりすると、もう拷問のように家に音が鳴り響いて、泣きそうでした。なんであんなに(こんなに)音を大きくするのだろう?「家にいないで(いると音が凄いから)、さあこっちに来て一緒にフィーバー!」っていう意味なのかしら?
またまた前振りが長くなりましたが、そんなときにすばらしい威力を発揮してくれているのが、“Quality Product by 3M”と表示された、3Mの耳栓です。
多分なんの変哲もない耳栓なのですが、こういう騒音環境の中にいると、すごい!すごい威力です!小さな気になる音は消してくれるし、大きな音は完全にシャットアウトするわけではありませんが、かなりマイルドにしてくれます。来るとき乗ったJALでもらったものなのですが、もう手放せません。耳栓がなかったら、もう諦めて日本に帰っていそう。
ここにいる限り絶対になくせない、壊せない(壊すの難しそうですが)。
今も外は大盛り上がりで、耳栓装着中です。
ビバ耳栓。ビバ3M。
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