日本でもインドネシア産の熱帯植物が花をつけたとのことで話題になっていたようですが、こちらでもそろそろ世界で一番大きい花、ラフレシアの開花が近いということで、ブキティンギの国立公園を訪ねました。
ラフレシアは大きいもので全長が1mにもなるよという食虫植物。雌花は特に肉の腐ったようなにおいを発して、虫を引き寄せるというので有名です。種から花が咲くまでに18ヶ月かかり、しかも開花してしてから1週間だけ開いているという、自然の状態ではなかなか目にすることのできない花だそうです。
公園と言っても、山があって、山間に村と水田があって…という保護区のような場所です。インドネシアの山里もきれいです。今は田植えの時期なのか、村の人たちはところどころで田を耕していました。
そんな牧歌的景色を横目に、いざジャングルへ。。
とはいえ、そんなに長いトレックではありません。せいぜい行き30分、帰り30分の1時間くらい。が!!!!
むちゃくちゃ疲れました。息は上がるし、足は上がらないし、ここで貧血になったらどうしよう~~(><)とかなり緊張。滝のように汗をかいて、なんとか、目的地へ。。
これぞ求めていた、森の中に落ちてるコッペパン…ではなくて、ラフレシアのつぼみです。
まだ開いていませんでした~ 残念!この状態であと10日は開花までかかるようです。だいたい30センチくらいの大きさ。
これはこれで、かわいいような気がしてきます…。心理的なものかもしれませんが。(苦労したので。。)
雨が降ってきたので急ぎ、山を下ります。ジャングルの中を歩くのってシンガポールを抜かして初めてですが、かなりエネルギーを消費します。山である上に、蒸し暑くて、酸素が濃いので。でもとってもいい運動。この運動不足にいきなりハードルが高かったような気もしますが。
ガイドさんの家の庭先に咲いたというラフレシアを見せてもらいました。
あの子がこうなるのか~ なんというか、ちょっと遠慮しろよ的な咲き方です。これで全長60センチというところでしょうか。真っ盛りは少し過ぎたようで、ちょっと花びらがくたびれてきています。18ヶ月かかるわりには、長らえる時間は短いのですね。
ブキティンギはやっぱりいいところでした。
2ヶ月たって、ようやく週末に遊びに行ける余裕が出てきた感じですが、もうすぐここの仕事も終わってしまいます!