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くりごと

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2006年12月28日
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カテゴリ:思い出

一年が終わろうとしている。

長かったようで非常に短かった一年だった。

自分に起きた大きなニュースは何と言っても長年の海外駐在員家族の生活から一転して

帰国し引退した夫との二人での生活が地元で始まった事だ。

これは今年の重大ニュースというよりも人生での重大ニュースにもなる程のものだ。



生活の総てが大きく変わり何もかもが試行錯誤のうちに時間はとても早く過ぎて行った。

今帰国してから約9ヶ月過ぎたけれども

これを「もう9ヶ月」と言うのか「まだ9ヶ月」と言うのかは

その時その時に起きる出来事や感じる事に寄って大きく異なっている。



一年間に多ければ5~6回も一時帰国をしていた私ですら

実際に日本に住んで生活してみれば驚いたり戸惑って困る事が沢山感じられて驚いた。

旅人である身分と住人である身分とはこれ程大きく差がある事なのだと気付いた。



近い存在であった叔父の逝去も大きかったし

猫の吟が家族の一員になった事も私にとっては非常に大きな出来事である。



でも通年で考えれば何よりも大きく多かったのは沢山の物事や人との決別だったかもしれない。

地域や場所を挟んでの決別もあれば近くにいながら私の中で決別したり様々だけど、

総て終わる時が来れば何もかも誰もかもすべて淡雪の如くに消えてゆくものなのか・・・。

自分自身の中で決別をした事は本当にもうこのまま生涯変わらずに

自分の心の中から離れて遠ざかって行くだけで済むのだろうか。

その結論を出せない自分はいまだにそれ自体に未練があるのか

それとも単に変化が怖いだけなのか、終幕を考えたくないだけなのか。

もしかしたら憎しみを伴うくらいの変化を自覚したくないだけなのか、反対なのか。



歳の暮れに自分自身に再び問いかけてみる。

あまり深く自分の中を探ろうとすればまた精神の深みにはまる不安があるけれど

何時かは考えをまとめなければならないのだと思う。

追いかけてくる時間との戦いや不安。

自分はもうあと何年こうやっていられるのかが見えない不安。



吟を見ていると心が安らぐ♪

無心に紐にじゃれ付いてくる仔猫の仕草に救われている私。

今年につける名前は「決別」、そして来年に求めるのは再生なのか復活なのか新生なのか。

もしかしたら安定や隠遁なのかもしれない・・・ふふふ。









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最終更新日  2006年12月29日 00時03分47秒
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