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くりごと

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2007年01月18日
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カテゴリ:思い出

今日は阪神大震災が起きてから12年目の日だったそうで

神戸などあちこちで慰霊祭が開かれていた模様がニュースでリポートされていた。

喉元過ぎれば、で一時の避難用の備品なども廊下の片隅に忘れられている家も多いかもしれない。



何時かは必ず来るはずの東京地区の大地震。

それが解っていながらも住み続ける人々や帰国してまで戻って来た私。

本当の惨事が起きるまではまさか明日、とかまさか今日なんてどうしても都合良く考えている。

自分だけなら良いけれど都内にばらばらに住む子供達の事が何よりも心配だし

地震が起きる時間も全く予想がつかないのが本当に怖い。



関東大震災の時私の父はちょうど祖母の胎内にいた時だった。

下谷練塀町、現在の秋葉原駅の近くに住んでいて都庁で食堂を経営していたそうだ。

祖母は地震の時食堂の手伝いでてんぷらを揚げていた為まともに油を顔に被ってしまった。

しかしちょうど美容整形が顔の皮膚を薬品で焼いて再生させるのと同じ事になり

覚えている限り終生祖母の顔の肌はとてもつるんとしていてきれいだった。

もちろん火傷の跡などまったく無かった。

上野の山に一時避難していたが結局名古屋にいた親戚の家へ少しの間身を寄せて

そこで父が産まれたと聞かされている。

赤ん坊の父を連れて東京に戻ってきて住み付いた場所が十条だったのである。



大地震はどんなに恐ろしいのだろう?

おととしの夏にあった震度5の地震の時、一体何をどうしたら良いか解らずにいた私。

何回も続く余震を考えるだけでも恐ろしくてしょうがないのに

実際に起きたら家具は倒れるだろうしあちこち崩れるかもしれないしどうしたら良いのか。

備えあれば憂いなし、というけれど避難用品てものすごくお金がかかるものでもあるのですね。


上矢印下矢印右矢印左矢印上矢印下矢印右矢印左矢印



12年前の朝、夫や子供達を送り出した後私は朝のニュースを視ていた。

チャンネルの少ない香港で朝のニュースはアメリカCBSの夜のニュースを

時差のおかげで放映後1時間で視る事が出来ていた。

まだ忘れない、ダン・ラザーが日本の西の方の神戸で大きな地震が起きて被害が出ている、

死者は4人出たがそれ以後の情報は全く解らない状況で日本政府も大変な混乱状態だと言った。

夫の会社の本社は京都にあったのですぐに電話でこんな事言ってると知らせた。

まだこの時は死者が4人なんて報道だからまさか死者6千人を超える大惨事になるとは

香港に住んでいる日本人の誰もが何も解らないじょうたいでいたものだ。



お昼過ぎくらいから本社の方からファックスが入り京都ですら神戸の状況が解っていない、

それでもかなりの犠牲者が出て大変な状況だという事が伝わってきた。

おそらく邦人会社の何処でもそんな感じで少しずつおろおろしたり心配したり

驚きと共に大変な状態が押し寄せてきたと理解し始めていた。



新聞では毎日のように死者や怪我人の人数が増えて行き

その名前の中に知り合いがいないか目を皿のようにして毎日探して見付からないとホッとした。



私は運が良い事に最初に転勤で行ったアメリカも東海岸で地震の無い地域だった。

このあたりは楯状地という何億年もの古い岩盤の上にあり

だからこそマンハッタンの摩天楼もずっと建っているという安定陸塊だった。

だからずっと地震の恐怖を味わう事など無い生活をしていられた。

もしこれが同じアメリカでも西海岸だったらサンアンドレア断層がうごめき

しょっちゅう地震の不安の中で育児をしなければならなかったかもしれない。



次に移り住んだ香港もあの高層ビル群を見れば解るように地震には殆ど縁の無い場所であった。

一度だけ台湾の大地震の時震度1位の地震があり26階の我が家は結構揺れて驚いたけど

基本的に地震は起きない場所である。

香港あたりの建築基準だったらおそらく震度4でビルは倒壊するのじゃないかと思う(笑)



時々帰って来ていた時、そして今私は本当に地震が怖い。

ちょっとの小さな揺れの地震でも、それがどんどん大きくなって行ったらどうしようと思う。

こういう気の小さい(体はデカイかもしれないけど)奴が一番足手まといになるんだろうな。

震度4位で地震を多発させて少しずつエネルギーを放出させる事は出来ないのだろうか?



とりあえず今住んでいる家は避難区域になっている地域に入っている^^










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最終更新日  2007年01月18日 00時53分11秒
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