くりごと

人一人の命が消えるという事は憐れな事である。

しかし「死者に鞭打つ事は出来ない」とは死んだら総てが許されるという意味なのか？

責任ある立場の者がその責務を全うせず

金に絡んだ疑惑の渦中で追い詰められ逃げる手段として自殺したのなら

選挙という一般市民の投票で当選して国務大臣にまでなった人なのだから

あまりにも無責任であり自分勝手で市民を馬鹿にしているではないか。



死者であろうが間違った事を隠したままであればそれは解明されるべきであり

その非を問われても仕方が無い事だと思う。

死ぬなら総ての疑惑の答えを国民に正直に話してから死ぬべきであり

また死ぬくらいなら全部喋ってみるくらいの気持ちになるのが大人であろう。

家族には大切な父親であり夫であったかもしれないが

国民には全く無責任この上ない脱落政治家だったとしか思えない。



彼の自殺により総ての疑惑がうやむやにされかねない事が心配である。

とかく日本人は死者に対して過去の栄光を述べて褒め称えてあげつらう事はしても

残していった罪や疑惑に対しては「もー良いじゃない」でごまかすのが通常である。

政治家の場合死んだ後は息子などを後継に立て「弔い合戦」などと

意味が全く正しくない使い方をした選挙を行ったりする馬鹿な支持者の地盤が多い。

そもそも政治は国民の為であり血縁によって継がれていくような甘いものでは在り得ない。

利権がらみのつながりが悪しき習慣として二世三世の政治家を作り出し

地元との癒着を残しそこでどんな事が起きているか想像できないくらいの密着度だ。



税金を払っているのは国民、一般市民である。

そして官僚は公僕であり政治家は国民の代表として国事を担う役割である。

それなのに選挙に受かる事での利権ばかりが頭にある奴らが沢山居るように見える。

税金をこんなにあちこちで無駄遣いされて年金は払って貰えない人までいて

それでも官僚や政治家の懐だけはどんどん太り

老人病人は切り捨てられ貧窮する家庭はもっと我慢しろというような政策が増え・・・。

よくこの国は打ち壊しとかクーデターをか暴動が起きないものだと思う。

日本人て大人しいんだなぁ。

もっとも今政府に対して憤りを持つ人々を纏めて一つに出来るような指導者も居ない国だけど。