くりごと

私は車の運転免許証はアメリカで取得しました、1982年の事です。

それまでは夫の運転する車の助手席に座っていれば良かったのですが

会社の場所が離れた場所に移転する事になり

子供を病院に連れて行ったりするにもちょっと会社から戻れる距離ではなくなるし

あまりにも広い国土なのに公共の交通機関が未発達で

運転できないと生活に支障を来たす事から取らない訳に行かなくなったからでした。



まず免許証を交付する居住している州の施設に行って視力検査を受けます。

そしてそれだけで仮免が交付され、法規が書いてある小雑誌を貰う事が出来

運転試験までの２ヶ月間、助手席に免許を持った人（誰でも良い）に同乗してもらい

普通の道路などを使って運転の練習するのです。

日曜日で休みのショッピングモールのだだっ広い駐車場などで何回も縦列駐車を習ったり

どきどきしながらだんだんにコツを覚える事が出来て試験には無事受かりました。



それからアメリカを離れる1990年の暮までずっと毎日のように運転をしましたし

６時間程度ならハイウェイでの長距離運転や、

道もぐちゃぐちゃ入り込んで傍若無人のタクシーが走り回るマンハッタンでも走ったり

その頃は自分の運転技術には自信がありましたし運転する事も大好きでした。



1991年正月に香港に引っ越してからは車が無くても全く不自由しない生活でしたし

駐車場代が狭い国土ですから非常に非常に高くて車を持つ意味も余り無い状態で

それ以来私は全く車を運転する機会も必要も無い状態で今まで暮らして来ました。



日本での免許証が無いのでアメリカの免許証を香港の免許証に書き換える事だけはしました。

その香港の運転免許証がこの９月６日でとうとう期限切れを迎える事になり

今車を買う事を全く考えていないのでどうしようか非常に迷ったのですが

例えば群馬の父の家に行ったような時にレンタカーしたら周りの温泉でも

山でも神社でもお寺でも自由に周れるじゃないか、あって不便な訳無いよね

って免許が無くなるって解ってから急に思い立った訳です。



外国の免許証を日本の免許証に切り替えるやり方をネットで調べた所

保持している免許証の日本語訳の正式な書類を作らなくてはいけないと解りました。

それにはその国の大使館（領事館）かJAFに行って申請し発行して貰う事も解りました。

香港はすでに中国に返還されておりますのでまず中国大使館のHPを検索してみたのですが

なにやら警告のようなのが出たり10分以上過ぎても開かなかったり何回やっても

上手にアクセスする事が出来ませんでした。

なんだか面倒臭くなったし香港を中国と同じく考えたくない心情がありますので

JAFに行って申請する事にして今日夫と一緒に行ってきました。



JAFの東京支局は芝公園にありますので板橋本町まで散歩がてら歩いて約30分、

都営三田線で乗り換えなしで結構便利に近い距離で行かれました。

JAFのビルは手前から見ても大きくJAF壁に書いてありますし

看板もちゃんとついているのですぐに解りました。

ただJAFのビルの手前にあるちょっと小さ目なビルの入り口が

位置的にあたかもJAFの入り口のように見えるのです。





の写真でわかりますか　右の方にJAFと書いてあります。

そして手前の入り口実はなんとお風呂屋さんなのです

そして何も深く考えずに機嫌よくJAFに着いたと思って

「ゆ」ののれんを半分以上くぐった人がいたのですねこれが（爆笑）

はい、うちの専属カメラマンの夫です

あまりにも可笑しくて笑いが止まらなかったので

その場所を記念に撮影する事を命じたのは私です

ここは「港区立公共ふれあいの湯」だそうです



さて翻訳文を貰った私、次には教習所を探して選んで講習を受けなくてはなりません。

外国免許証切り替えコースというのを儲けている所が結構ありますので

これから急いで絞り込んで申し込みに行かなくてはなりません

だいたいこのコースは４～５時間の運転の練習になっていて

それから鮫洲にある試験場に行きまず法規の試験を受けて10問中７問正解なら

その後に実地試験という順番で、それをクリアして初めて免許証が交付される仕組みです。



問題は右ハンドルの車を一度も運転した事が無いと言う事。

走行車線が左側の運転をした事が無いので曲がる時などが不安な事。

１６年間のペーパードライバー期間が長々と横たわっている事などです。

その上教習場の教官ってすっごく厳しくて怖いと聞いているので恐怖感が大きいです



免許が切れてなくなってしまったとして最初から教習場に行って免許を取るコースだと

最低でも30万円くらいはかかってしまうだろうと考えると、

切り替えだけならなんとか５万円ちょっと位で取れるのだったらやっぱりやるべき

自分を奮い立たせて頑張って免許をなんとか取ってみようかと決心したこの夏です。



どうぞ受かりますように

これから始まるドキドキの時間