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カテゴリ:生活環境/季節
土日の夜更け、硬質な音が響いて来た。 すっかり虫の音に占領されるようになっていた静寂の闇に 似合わない連続した硬音が続くのを不思議に思いベランダから覗いた。 貨物列車や高崎線が走る線路のレールあたりで人が働いていた。 珍しい事に、同時に高架の新幹線線路上でも電線の工事をしている。 夜中の2時近い時間である。 終電車が過ぎてからの工事だから、夜引いての仕事なのだろう。 次の日は冷たい雨が降る夜になったが、レールの仕事は続いていた。 煌々と輝く光の中で作業に勤しむ制服にヘルメットが蠢いている。 決まった仕事だから天気に左右される訳にはいかないのだろうが、 さぞこの冷たさに夜空を恨んでみたい気持ちになる事だろう。 ご苦労様、運輸の安全の為仕事とは言え大変な苦労だ。 夕べは終わったのか、また別の場所に進んだのか工事は無かった。 秋の長雨が上がったばかりの道路を走るタクシーのタイヤが起す シャリシャリした音だけが、雨上がりを寿ぐ虫達の声に重なっていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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