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カテゴリ:吟
今日は吟にとってとっても怖い恐怖の体験をする一日になりました 1年に一度の予防注射の日だったのです 去年の12月25日にうちの子になった吟はその前日に予防注射を受けてから届いた最高のクリスマスプレゼントでした この一年沢山の笑いと喜びと思いやりと暖かい気持ちを私達にくれた吟が、これからも元気で過ごせるようにとの大切な儀式です。 何気なく猫用手提げバスケットに入れられてしまった吟には、まず外に出た事からしてショックでした 外の空気は冷たいし何やら大きな音もするし知らない人が沢山見えるし、バスケットの中で落ち着かない様子で時々鳴き声をあげていました。 車がすぐ近くを通り過ぎる時には狭いバスケットの中であわてて向きを変えてみたり奥に引っ込もうとしたり バスケットを下げていた三男が持ち難そうになるくらいぐらぐらと動こうとしていました。 獣医さんでは診察台の上に出たくないとバスケットのドアにお尻を向けて奥にしがみつこうとしているのを私が引きずり出す始末 体重を測る時には何度も台から飛び降りようと無駄な抵抗をしていました どうやっても逃げられないと解ったのか獣医さんに体を触られる恐怖からかだんだん動きが少なくなって行き、顔を下に向けて縮こまった様子。 ただ抱いている私の手の平には吟の心臓が早鐘の如く動いているのが伝わっていました 体温を測る為にお尻に体温計を入れられても目や耳を調べられても一言も鳴かずひっかきもせず・・・却って心配になってしまうほどの大人しさです 注射の前に体温を測った時、獣医さんが猫の平均体温は38℃から39℃くらいで注射を出来る平常とみなすのは39.2℃までだけど吟はその時に39.3℃あったのでどうしますかと聞かれました。 総てのリスクを覚悟で私達の判断で注射をさせるか、30分ほど待合室で様子を見るか別の日にするか、一晩入院させて明日一番で獣医さんが検温してOKなら注射をするかを選択しなければなりませんでした ものすごく恐がりで弱虫の吟の体温がちょっと高いのは獣医さんのクリニックに来たストレスとも考えられるのと、この数日間の体調が全く健康で食欲も行動も排泄も問題無かったので受けさせる事に決めました 吟の体調を配慮して別の日にまた連れて来るなんて弱虫吟には再び大きなストレスになるだけだと判断したからです 注射をされた時、騒がないように私がしっかり抱いていたのですが、とうとう叫びも怒りもせず獣医さんからお「おりこうさんだったね」と言われるほど、本当に信じられないくらい静かな吟でした おそらく恐怖で声も出せなかったのが本当なのでしょう。 体を調べる時に台に立たせようとしても腰が抜けたようになって後ろ足がくにゃくにゃ状態 無事検査も注射も済んだ頃には萎れた猫の吟でした 今日吟が受けた注射は猫の5種混合ワクチンで、猫ウイルス性鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症・猫汎白血球減少症・猫白血病ウイルス感染症・猫クラミジア感染症を防いでくれる予防注射です。 これで吟が病気にならずに過ごしてくれるならありがたいと言えるでしょう。 完全な家猫なので今の状態ならノミ予防の措置はいらないそうです 小心猫の吟にとって家の中だけの小さくて狭い世界が、安心してくつろげる場所になっているのだと改めて思いました。 私達はそれを断固として守ってあげなければいけないのです それが言葉を話せない小さな澄んだ瞳で見つめてくる優しい命への義務だと感じています 帰ってから吟は少しの間落ち着かない様子でしたけど、少ししたらまたいつもの吟に戻っています でもどんなストレスを心に秘めてしまったか解らないのでゆっくりのんびりと暖かくして寝かせてあげようと決めました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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