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カテゴリ:吟
吟の冬毛がどんどん抜け変わる時期が再びやって来た。 抱っこでもしようなら服は毛だらけで大変な事になる。 ガムテープで取ったり、コロコロローラーで取ったり、指で摘んだりと気にし出すと一日中毛との戦いで終わってしまいそうだ。 猫と住むという事は毛がつくなんて気にしていてはいけないのだろう 吟と暮らすようになってから服の色は、黒っぽいのを着なくなった、というか着られなくなった それでも寝ている吟を無理やりだっこして膝で寝かせたり触っていたい私である 先日近くのホームセンターにあるペットショップに行って来た。 改装して大規模になった店では、ガラスの向こうに沢山の子犬たちを見て選べるようになっている。 覗いていた人達は、買うつもりより可愛いので見たいという人達が殆どのようで、もちろん私もそんな冷やかし気分であった。 血統証付きの子犬達は1匹15万円くらいするのが殆どである。 そして小さい塊になって眠っていたり何匹かで遊びに夢中になっていたりするフワフワモコモコのつぶらな澄んだ瞳は、全部が驚くほど小さい子犬達だった。 生まれた日が値段や血統などと共に併記してあるのだが、生まれてから2ヶ月に満たない子犬達が殆どだった。 引渡しは8週間が過ぎてからと書いてはあるが、夜8時までの顔見せ後に毎晩母犬の元へ戻されて過ごすなどとは到底考えられない。 何も解らずに親から引き離され運命を翻弄される命には、運の良いのも哀しい運命になるのもいる事だろう。 小さく可愛いからこそ、そのあまりの非力さが哀れである 普通ならまだ母犬の横で母乳にすがって体中を舐めてもらって眠る月齢である。 せいぜい3ヶ月くらいまでは母犬と過ごさせた方が病気をしないで丈夫に育つと聞いた事がある。 すぐ買われる子犬もいるかもしれないが、値段もあるし飼えるか事情があれば、そのままペットショップの売れ残りになって成犬になってしまう子も沢山いるだろう。 そんな時、育ってしまった犬達のその後の運命はどうなっているのだろう 狭いケージの中で人からも犬からも愛情をたっぷり貰う事が叶わずに育って行く子犬達の命は値段で表せない重さがあるのだと悲しくなる。 犬のケージの横に一つだけ子猫が入っている物があった。 3匹いた子猫のうち1匹はまだ上手に歩く事も出来ない程の小ささで、生後1ヶ月くらいじゃないかと思われる頼りなさ 母猫から引き離されてどんなに心細くみじめな事だろう・・・。 ペットショップで子猫や子犬を眺めて楽しむ事がだんだん辛くなってしまった。 そんな気持ちになるのも吟が愛しいからだ。 吟の命一つだけしか深く関わる事が出来ないけれど、せめて吟だけには暖かく安心して眠れる家を与え続けて行きたい。 吟が可愛いから野良猫もよその猫もペットショップの猫も総てが可愛く気になる 猫も犬も同じく無垢の心を持つ身近な動物だからこそ存在そのものが哀しく思えてしまう。 ペットとして「命」を我が手に握るというなんて業の深い事をしているのかと考える事がある。 立場は圧倒的に人間が強いのだけど、命に対する謙虚さを忘れないようにして吟と生きて行きたい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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