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カテゴリ:吟
先日読んでいた時代小説の中に「縁側で猫が香箱を作っているだけ・・・」という一説があった。 初めて目にした表現だったのであれこれ想像してみた。 文の前後の様子からと吟が日頃見せる姿から思うに、香箱を作るとはおそらくのような事だと思われた。 これは去年の写真。 今の吟はもうちょっと大きくと言うかデブ猫になっている ネットであちこち探してやっと見つけた結果も思った通りの姿を指していた 香道と言う何とも奥ゆかしい嗜みが日本の文化にある。 香は匂うとか嗅ぐとか言わずに「聴く」と言う。 これは持ち上げた香炉を片方の手の平で囲うようにして香を一息吸い込み、顔を横に背けて香りを楽しむ仕草がまるで香炉に耳を当てるように見える事から「聴く」と表現するようになったそうだ。 猫が香を聴く訳ではないが、香道で使う道具を全部入れておく箱の大きさが「香箱を作る」猫の大きさと近かったのだろう。 香箱を作る猫の姿、それは前足を内側に折りたたむようにして胸の下に仕舞った形である。 とっさの場合すぐ動ける状態ではない事から、かなりリラックスして寛いでいる状態だそうだ。 手足を体の下に仕舞いこんだような姿は確かに嵩のある箱に見えなくない。 こんな優雅な言葉で猫の姿を表現した日本,きっと昔から猫好きが多かったのだろう。 言葉の中や響きにこれっぽっちも悪意が感じられないのが嬉しい 最近の吟が作る香箱は前足が完全に体の下には入っていない。 太ったから重くて足がしびれるのかな 今丁度、冬の毛から夏の毛に生え変わる時期に当たるため、家の中は抜けた毛だらけで大変な状態にある。 ガムテープ、コロコロ、掃除機、スポンジ、ありとあらゆる物を使って始末していてもあちこちで吟に出会う事になる 吟の毛は白っぽいから色物の服など堪ったものではない ブラッシングされるのが嫌いな猫なので、ごまかしごまかしブラシをかけていてもちょっとすると嫌がって噛み付いて来るか逃げ出してしまう 今日は思い切って吟をお風呂に入れてやった ちょっとでも濡れるのが大嫌いなので大騒ぎだったけど、お湯をうんと減らした湯船に入れてみたところ、濡れて怖いけれど暖かいのは気持ち良いらしくちょっと静かになってくれた。 でも、少ししてからお湯の中で歩いてみたら滑ったのがすごく恐かったらしく喚き出してしまった 猫ってぐっしょり濡れるとひどくみすぼらしい姿になるので可笑しい 犬みたくプルプルと全身を震わせて水気を切らないので乾くまでが大変だけど・・・。 バスタオルを広げて持つ夫に吟を渡してから、湯船のお湯を捨て、抜けた毛を掃除して・・・結構大仕事なのだよ猫の入浴は 濡れたまま逃げ回る吟を追いかけて捕まえては拭き、また逃げられて追いかける夫の声が、階段を上がったり下がったり玄関の方に行ったりしている。 あっちもかなり汗かいて大仕事になっていたようだ その後吟は少しの間、私たちを警戒して距離を置いていた 明日から少しは抜け毛が減ってくれると良いのだが・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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