全て
| カテゴリ未分類
| こころ・身体
| 気持ち
| 趣味や好みなど
| 生活環境/季節
| ふるさと
| 六十六部供養塔始末
| 文化・伝統
| 思い出
| 吟
| 散策・紀行など
| 放射能汚染・原発
| 七二会
| 自分
| りんりん
| 温泉など
| 動植物
| 民泊問題
カテゴリ:気持ち
今日は朝から飛鳥山の渋沢資料館に行ってきた。 関っている地域情報紙の次の号の取材の為だ。 私はそのフリーペーパーの「北区の散歩道」という部分を担当しているのだが、毎回スタッフに揉まれて訓練されてヒーヒー言っているものの、遣り甲斐のある楽しい経験をさせて貰っている。 飛鳥山には明治期の経済界の父と呼ばれた渋沢栄一が住んでいた。 今はそこに国指定文化財になっている晩香炉という洋風茶室と青淵文庫という建物が残っている。 今日は予め申し込んでいた取材で、資料館の文芸員の人に案内して貰って見学して来たのだ。 王子駅から階段を沢山昇って飛鳥山の資料館に着く頃には、もう汗びっしょりになるほど今日は朝からかなりの暑さ 濃い緑が茂る木々の間を通る風は、確かに涼しい思いをさせてくれたけど、そんなくらいで汗が引っ込む程痩せちゃいないんだな私は(自爆) 大正6年と大正14年に竣工した建物は関東大震災や戦災からも残った貴重な資料であり文化財である。 縁取りのタイルや漆喰天井のレリーフ一つ一つにしっとりとした品のある重厚な趣を留め、静かに時の流れを語りかけて来るような空間だった。 渋沢の住んだ本館や日本茶室などはすべて昭和20年4月の空襲で焼けてしまったそうで、その時に内蔵されていただろう貴重な文化財も灰燼に帰してしまったのは本当に残念である。 当時は1000にも及ぶ会社に関係していたという渋沢だけど、この二つの建物からは裕福さを押し出した華美や贅沢を極めたような感じはしない。 上品で落ち着ける優しい感じを受けたのは、ここが完全にプライベートな場所として自身が寛いだり人をもてなしたりした場所だったからなのかもしれない。 文芸員の人に2時間近く付き合ってもらい、説明を受け質問に答えてもらってから別れた後は庭園を一人で歩いてみた。 言葉だけでなくその風景や空気から受け取って感じ取る事が一番大切な取材だと考えているからだ。 裏の飛鳥山に繋がる木立に入って行くと、広場の芝生の上に溜まっていた焼け付くような夏の熱気が嘘のように涼しい。 焼失してしまった茶室の礎石や灯篭は今も残されているけれど、往時を偲ぶにはあまりにも寂しい空間になっている 関東大震災という自然被害で倒れたのではなく、戦火に飲まれたという事実が人の行いの愚かさを証明しているかのようだ。 しかし暑い 帰りは歩いて来たのだが、前回の「散歩道」の時やっと見つけた江戸時代の日光御成道の道筋を辿ってみる事にした。 今は本郷通りから現在の岩槻街道に重なって車道になっているが、当時の日光御成道は飛鳥山の谷状の部分で坂を下っていたので、現在の車道から一部大きく迂回していただ。 その道を地図では見つけても通った事がなく、自分の目と足で確かめたくてしょうがなかったのだ。 しかし良い機会だったとは言え、日陰の無い時間に坂道をぐるっと登って本当に暑かった~ でも日光に参内する将軍の行列も、旅人達も皆この道を登ったんだなぁと考えるとそれだけで何だかワクワクドキドキして、その頃の周りの風景などを思い浮かべて結構楽しみながら歩いた。 取材した事だけでは文にする知識がまだ足りないので、途中にある中央図書館に寄って来た。 館内は冷房が効いていたけれど、もっとガンガンビンビン冷えていなくちゃ汗が引かないっ 入った途端に汗が全部無くなって5分後には凍えるほどになる香港の冷房設備が心底懐かしかったな今日は・・・ 北区の部屋という私にとっては宝の山のような部屋で数時間、資料や興味の対象になる本を読み漁り満足して帰途に着いた。 自衛隊の十条駐屯地の横に稲荷公園という好きな場所がある。 この駐屯地は畑や雑木林だった土地を買い上げて整地した時、いくつもあった古墳らしき丘をそのまま潰してしまったので、その後事故や犠牲者や何かと災いが多くあり、不吉に思った軍関係者がそんな土地を鎮める為に建てた稲荷神社があった場所だそうだ。 現在はその神社は滝野川にある同じ祀神の神社に合祀されて移転したので、その名前だけが公園に残っている。(この知識は今日図書館で仕入れてきたばかり) その木陰の下生えにクローバーが緑の絨毯になって広がっていた 何を隠そう私は四葉のクローバーを見つける名人なのである あまり強くない冷房でもどうにか汗が引いて涼しくなっていたので、久し振りにちょっと足を止めて探して見た そしてウルトラマンの胸でピーコピーコが鳴り出すよりも早く見つけちゃいました 取材手帳に大切に挟んで、と・・・。 一応大事な大事なダーリンへのお土産が出来た やったね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[気持ち] カテゴリの最新記事
|