くりごと

夕べ遅くまでかかって2年ぶりにクリスマスツリーを出して飾った

狭い家なので飾る場所を工夫したけれど、あちこちに動かした荷物が積み上がる事になってしまった。

それでもこの季節だけの華やぎが家中に満ちて、気持ちも明るく引き立てられるようだ。




我が家のツリーは２m程の高さがあり、玄関に大きく枝を広げた様子は存在感がある。

オーナメントはアメリカで子育てをしていた頃に、毎年少しづつ買い集めた物で100個以上もある。

一つ一つが思い出に繋がる大切な宝物だ

それぞれの家庭で好きなテーマで飾り付けるツリー、我が家のは木やトウモロコシの皮を使った物が中心で、まるでオモチャ箱をひっくりがえしたような賑やかなツリーに出来上がる




猫の吟がじゃれたりして怪我をしないかが一番の心配だったけど、少し匂いをかぎ回っただけで、寒い玄関より暖かいヒーターの前の方がずっと良いとばかりに興味を示さなかった




飾り終わって灯りをつけると暗い玄関が暖かな光りで満ち、その中に過ぎて行った楽しいクリスマスの思い出が浮かび上がって来た

幼かった息子達の歓声すら仄かに響いたような気がする。




過ぎた日々がたくさんあるから思い出がたくさんあり、今の自分の幸せが鮮やかに彩られている。

思い出を振り返って懐かしがっても、過去にすがりついて戻りたがっている訳ではない。

数え切れない程の笑い声や笑顔やぬくもりが、充実感となって今の私を包み込んでくれている