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くりごと

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2009年02月13日
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カテゴリ:気持ち


人パピロマウィルスというのを知っていますか?(以後略してHPVと表記)

これは女性の子宮頸がんを起こす原因になるウィルスで、性交渉を媒体として人から人へ移るウィルスです。

欧米諸国では既にこのウィルスのワクチンの10代少女への接種がかなりポピュラーに行われています。

但しさっき書いたようにこのウィルスは性交渉によって移るSTD(Sex transmitted disease)なので、完全な処女の時期に接種しなければ意味がありません。

香港あたりでは中学生くらいの女の子を持つ親に、医師の方から説明したり勧めたりしているそうです。




去年の5月に香港へ行った時、私は初めてこのワクチンについて知りました。

男の子ばかりの親でもある私には全然知らない話でしたし、3年近い前に香港の病院に勤めていた頃にはまだそんなワクチンは聞いた事がありませんでした。

医学はどんどん進んでいます。

そして治療する事も大切だけど、予防する事はもっと大切なのだという時代に入っています。

私には、子宮頸がんの前癌状態から発見されていながらも、数年後に悪性に変わった癌の転移で若くして亡くなった友人もいます。

もしこんなワクチンがもっと当たり前に選択出来る事になったらどれだけ素晴らしい事でしょう。




日本は先進国です、医学も発達しています。

それでも有効な薬の承認に必要以上の年月がかかったり、新しい技術が一般の人々の手に届き難かったりの現実があります。

このHPVに感染しているかどうかの検査に関しても、発症前に感染が解って駆除出来たなら、どれほど多くの女性が命を落とさずに済む事でしょう。




しかし去年暮に見つけた記事にこんなのがありました。

厚生労働省の研究班は8日(2008年12月)、子宮頸(けい)がんを起こすウイルス(HPV)の検査について「死亡率を下げるという証拠が不十分」とし、住民検診に含めることは「勧めない」とする指針案を公表した。欧米の指針などとは異なっており、議論を呼びそうだ。

 子宮頸がん検診は、現行の厚労省指針で、20歳以上の女性を対象に2年に1度実施。頸部をへらでこすって細胞をとる「細胞診」を行う。ただ、細胞診だけでは、頸がんの8割程度しか発見できない欠点がある。

 このため、HPV検査もするのが欧米では一般的。HPVは感染してもほとんどの人は自然にウイルスが消えるが、1割ほどが持続感染。そのうち1割の人で細胞の異変があり、がんに進行する恐れもある。感染者を注意深く経過観察すれば、がんを早期に発見できる可能性がある。

 細胞診とHPV検査の両方を実施すると、見逃しはほぼなくなるとされており、英米やイタリア、オランダなどで採用されている。

 だが、厚労省研究班は、国内外の論文約300本を検討した結果、「(HPV検査の)死亡率減少効果を証明した研究はない」などとし、HPV検査を行えば「過剰な診断につながる可能性もある」と勧めない理由を述べた。

 これに対し、指針案が公表された8日の会議では、異論が続出。日本産婦人科医会の鈴木光明・常務理事は「頸がんは他の部位と異なり、がんになる前に見つけられる。早期で治療すれば子宮を摘出をしなくてすみ、生活の質が確実に上がる」と指摘している





どんだけ出遅れたら済むんでしょ!!怒ってるパンチムカッ

こちらから問うて可能なら様々な選択肢のある医療を望む事が可能な国になって貰いたいと切に願います。








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最終更新日  2009年02月13日 16時30分22秒
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