くりごと

旅行前のブログにも帰ってから書いた物にも、沢山のコメントをいただいていて本当に嬉しい私です

でも一人一人の言葉に返事を書けるだけの気力が戻っていません、ごめんなさい許してくださいね






さて、帰国してすぐ次の日に、東京と神奈川で新型インフルエンザの感染者が発見されて大ニュースになっています。

アメリカから前日１９日に戻ったばかりの女子高校生が２人

幸いにも重症にはならず熱も下がって来て回復に向かっている状態だそうだ、良かったね

そして今夜東京の目黒区で、やはりアメリカから１９日に戻った経歴がある３６歳の女性に感染が確認されました。






上記の方達はそれぞれニューヨークとサンフランシスコ（フロリダにも滞在）からの飛行機で帰国しています。

（私達も同じく１９日にボストン発ミネアポリス経由で帰国しました）

誰だって好きで感染した訳じゃありません。

上記の人達は運が悪かった「首都圏で初めに見つかった感染者」になってしまいましたけど、決して感染し易い行動をわざとして来た訳ではないでしょう。

それなのにテレビの報道をみていると、何故女子高生の通う高校の校長が、頭を下げてお詫びするのでしょうか

世間をお騒がせしてなどと、まるで悪い事をしでかした生徒の代わりに謝るような態度に見えるのですが、変だと思いませんか

彼女達は新型インフルエンザに不幸にも感染してしまった犠牲者です

好きでウィルスを持ち込んだりする訳がありません。

何で申し訳ありませんと謝らなければならないのでしょうか

今の報道の仕方では、新型インフルエンザに関して、正しい情報を得て正しい対処の仕方を考慮する為と言うよりも、感染者をまるで犯罪者のように扱って、恐れ厭うて差別しようという態度にしか見えないのです

そう言った対応をせざるを得ないような雰囲気にでもマスコミは持ち込んだのでしょうか。

やっぱりすごく変だと思います






東京地区のマスクを買う為の行列も熱狂的になっているようですね

薬局からマスクが売り切れてしまい、なかなか手に入らない状態だそうですが、このウィルスが日本に上陸するずっと以前からマスクが必要になる事は解っていたはずです。

海外での感染者の広がりについての情報を得て、私は４月の終わりには既にマスクの備蓄を確認しておきました

素人の私でもそんな事が出来たのですから、普通に誰だって判断出来たでしょうし、早くから準備を始めていたらマスクを手に入れられない、なんて混乱は起きなかったでしょう







パンデミックよりも人々のパニックの方がずっと怖いですね

集団の関心や思いこみが一方向のみに突き進む時、必要のない中傷や差別に遭う少数の人が出て来るのが恐ろしいですね








実は、熱は全然ありませんが私も夕べから急に咳が出るようになっています

三男がボストンで同じように、熱が無くても咳と胸の重苦しさで調子が悪かったのですが、私達が帰国した日に医者に診て貰ったところ風邪とそれに引き起こされた軽い喘息との診断だったそうです

私の咳もそれと同じタイプの風邪かと思われますが、今はやっぱり家でゆっくりしていた方が良い状況だと思っています。

もちろんもし発熱があったら指定の連絡機関にコンタクトするつもりですけどね







この新型インフルエンザは空気感染ですから、閉ざされた空間内などでは感染しないように気をつける事がとても難しいと思います。

何よりも重要なのは、感染者がそれを広めないよう努力する事です。

例え数パーセントでもその確率があるなら、重々気をつけなくちゃね