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雪を求めて 1 雪を求めて 2からの続き さて雪見露天風呂の続きです。 これは「ロマンの湯」と名付けられた仕切りのある小さい5つの湯船です。 それぞれに違う源泉から引かれた温泉がかけ流しになっています。 入る人は一つ一つ移動しながら、それぞれの泉質の違いを肌で感じて楽しむ事が出来るようになっています。 温度は結構熱いのですが、外気温が低いのでちょっと熱目くらいの感じで入れます。 きしきしとした肌触りのお風呂や、すべすべするお湯、湯の花が沢山浮いているお風呂など面白かったです 露天風呂を全部はしごして温泉を堪能したのですが、これって結構疲れるものですね 夕飯は6時半からとちょっと早目です。 体全体がポカポカと暖かく心地良い気分で、それまで部屋に戻って休む事にしました。 部屋から見える雪景色も、夕方の気配で薄らと夕日に染まって行き、やがて稜線からしっとりとした闇が降りて来ました。 夕食は他の宿泊客と一緒に大広間で食べました 52室ある大き目な宿なのですが、さすがこの時期の宿泊客は少なくて14名程でした。 部屋毎にお膳をまとめてあるのですが、中には1人で座っている人が2組ありました。 グループや家族親戚との旅行も、また1人旅もそれぞれ楽しいでしょうが、今のところ私は夫婦だけの気楽で気ままな温泉旅行が一番好きです わがまま言い放題、勝手やり放題ですからね こんな人里離れた山の中ですから、リゾートホテルや割烹旅館のように豪勢な食事を期待してはいませんでした 行く前に色々ブログなどを調べたのですが、参考意見としては食事が粗末だと言う人もいれば、充分満足したという人もいました。 私達は満足した仲間になりました 新鮮な魚介類とは行きませんが、親切な仲居さん達が暖かい物をどんどん運んでくれて量も充分にありましたよ 蓮のしんじょやキノコのグラタン、ヤマメのホイル焼きや湯葉などなど・・・完食です 山の物中心にした極普通のお料理でしたけど熱いうちに届くので、お風呂に沢山入って空いたお腹にはとっても美味しい晩餐になりました 夕飯と一緒に日本酒を冷で1合だけ。(夫はですが) それだけで湯冷めしない満腹の体には程良く効いて満足でした。 館内は暖房がしっかり効いているのですが、さすがに山奥だけあって少しずつ冷えて来ていました。 でも全然足先とかが冷たくなって来ないのは、さすが温泉の効能でしょうね 寝る前に私だけもう一度お風呂に行きました。 女性専用の露天風呂にこの時入ったのですが、白く積もった雪が夜を明るくしているので、小さい明かりだけが灯された風情あるものとなりました。 川のせせらぐ音のみが響き、暮れてから出た風が頬のほてりを冷ますので、ずっとお湯に浸かっていてものぼせる事が無いのが露天風呂の醍醐味でしょう 結局朝までぐっすり眠る間、とうとう体はポカポカと暖かさとお湯からもらった硫黄の香りを留めたままでした 早朝に目覚めてから更にもう一度温泉に入りました。 せっかくここまで来ているのですから、思う存分雪見露天風呂を満喫しなければもったいないですからね 前日よりも朝の方がお風呂に人が来ていました。 どうしても一番入っておきたいと思う露天風呂は混浴なのでちょっと迷いましたけど、ちょうど出て来た年配の女性に聞いてみたところ、そこは2人しか入っていないし濁り湯と湯気で見えないから、入っちゃいった方が良いよもったいないよ、とアドバイスしてくれました。 2人のうち1人はその女性の御主人のようでした。 彼女が「お父さんあたしは先に出てるからね」の声と入れ替わりに私は(ちょっと勇気を出して)入る事にしました 入り口からすぐお湯に滑り込んで首まで浸かってしまったら、後は混浴も何も気になりませんでした。 やがて夫も男性用入り口から来て一緒になりました 朝のきんと冷え切った大気に、湯気がもうもうと上がり辺りは硫黄の匂いが一杯です。 一緒に浸かる他の人(後からもう1人別の男性も入って来た)も私達も、その素晴らしい自然と温泉を心から満喫し、混浴だからどうのこうのなんて下種な考えをする事自体が恥ずかしいような清々しさを感じていました 朝食も前夜と同じ広間でいただきました 別に運動した訳じゃないのですが、温泉に行くととってもお腹が空いて美味しく食べられるものです これだから旅で肥えるんだよなぁ・・・・・ 加仁湯のマスコット番犬、もう老犬のアレックス とても穏やかで皆に撫ぜられて転がってました チェックアウトは10時なのですが、何故か女夫渕のバス停まで行くマイクロバスは9時に出発します 宿の人達や雪道によたよたと出てアレックスが見送ってくれる中、大満足の加仁湯を後にしました 来る時は私達だけが乗っていたバスですが、車で来て女夫渕まで来た人達も一緒でしたから、帰りは全席が一杯になっていました。(加仁湯までは一般車が入れない) 朝の光にキラキラする雪で埋もれるような山道を、マイクロバスは何事もないかのようにずんずん走ります 女夫渕の駐車場で他の人達と分かれた私達と他2人だけが、再び日光市営バスに乗り出発です 前日は西日が強くて眩しさに霞んで見えた景色が、午前中の明るい景色になって待っていました 走るにつれ、雪だらけだった景色から白い厚みが薄くなって来るのが解りますさみしい・・・。 氷りついた湖や・・・ 雪の地肌が透けて見える落葉樹林の山々を抜けて進みます。 少しずつ集落が現れて来ると、小学校の校庭に子供達の姿が垣間見えたりもしました。 それにしても、田舎の家々はどうしてこんなに大きくて広いのでしょう 土地が充分にあると言うだけじゃなく、絶対に使われていないような部屋数があるに違いない程の大きな屋根がついています。 過疎化が進みつつある地方では、ますます無駄に広いだけの家が多くなっているのではないかと思うのです。 自分の家が狭くて小さいから僻み根性も相まってそう感じるのかもしれませんが(爆) 一軒一軒訪ねて「部屋が余ってるでしょ」と聞き質したくなってしまいましたよ 羨ましいなぁ、使い切れない程の空間 さて、帰りはこの後日光へ立ち寄り東照宮などを訪ねて来ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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