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カテゴリ:生活環境/季節
去年の春、洋服のA山で買い物をした時に綿花の種を貰いました。 説明書もついていたので家で植えてみる事にしました。 綿の種は細かい綿毛がびっしりと生えていて水を弾いてしまいます。 指で丁寧にその綿毛を取り除き、一晩水に浸けてから種を蒔きます。 鉢植えですが、充分な間隔を取るように・・・と 大き目の鉢が二つしかなかったので、種は6個だけを水に浸けて準備しました。 3つずつ1~1.5cm程の深さにそうっと埋めて完了です。 そして植えてから1週 間以上過ぎた頃でしょうか、 朝顔の双葉にもちょっと似た子達が芽を出しました(2009年6月21日) 6個の種のうち発芽したのは3つだけでした。 種を覆っている綿毛の取り方が足りなかったのでしょうか、結構難しい栽培になりそうです 発芽したうちの1本は、双葉のまま枯れてしまいその後成長してくれたのは2本だけになってしまいました 本葉が出て来ました(7月4日) 二つの鉢にそれぞれ1本ずつが頑張って成長してくれました。 植えた時期が6月と遅くなってしまい、また夏の日照が足りなかったように思います。 インドの肥沃なデカン高原が原産で、2000年来の無肥料耕作で栽培されて来た・・・これは高校の地理の授業で習った事なのですが(一番得意で好きだった授業が地理でしたので)今でもしっかり覚えています、えっへん そんな暑いインドやアメリカ南部など太陽の光がふんだんに降り注ぐ場所に適した植物ですもの、日照時間が少ない我家では、本当にけなげに一所懸命に頑張ってくれました 説明書にあったように枝葉が5~6枚の頃に一度、中心部を摘芯して上に高く伸び過ぎないようにします。 でも成長点を摘み取るのってとても可哀想で辛い事でしたよ この時期は根を張る時期だそうで、あまり大きく育ってくれているように見えないので余計に不安でした。 また、先程書いたように栽培条件がとても悪かったので成長はそれ以上に遅かったのだと思います それでも少しずつ成長を続けてくれていた証拠に、 小さいながらもちゃんと蕾を付けてくれました(9月25日) 普通9月を過ぎてから開花した場合、収穫できても綿は質が悪くて使い物にならないらしいです。 それでも健気に生きる綿の木が可愛くて、大切に見守りましたよ そしてとうとう・・・。 奥土湯温泉への一泊旅行から帰ると、こんなに可憐な花が咲いていたので大感激(10月6日) 薄紅色の花弁は、まるで天女の薄衣のような美しさ、濃いピンクの蕾は少女のような瑞々しい色合いでした 更に、 驚いた事にこの花は、先に濃いピンクの蕾を付けたのと同じ株に咲いた花です これは薄らと薄紅の筋が入っている部分がありましたけど、全体的にはクリーム色の上品な花でした(10月17日) 綿の花がこんなにも可憐な姿とは思ってもいませんでした 葵の仲間なのですね、もっと沢山の陽光を浴びさせてあげたかったよごめんね たった2本の綿の木には、たった3つの花しか咲きませんでした。 それでも花の後にはしっかり結実し、それがだんだんと膨らんで行きました。 12月7日の綿の実です。 最初に咲いた方の株に付いた実が一番大きく育ちました。 そしてこの日とうとう割れて中の実が少し覗けたのです。 寒さに弱いだろうと10月の終わり頃から家の中に入れてあったのですが、いくら退治してもアブラムシ(アリマキ)などがついて葉がこんなになってしまいました 日照不足・気温不足・下手な手入れ・害虫など、障害ばかりでしたのに、花を楽しませてくれてその上ちゃんと実も結んでくれた健気な綿の木でした。 木が乾燥して来て実がぱちっと弾けて綿の実がほわほわとなる・・・、そんな光景を期待して植えた種でしたけど、こんな悪条件の中では実はこのまま弾けずに枯れてしまうだろうなどと思っていたのに 最初に咲いた花の実、硬い殻が少しずつ広がっていました。(2月6日) ちょっとだけ先をつまんでみたら、ビックリするほどするすると糸でも解けるように引っ張る事が出来ました(2月25日) 実は中で3つに分かれていて、その一つからこれだけ長く綿が伸びて種がその中にはいっています。 一つの実から取れた32個の種と綿。 上質な実からはきっと驚く程沢山の綿と種が取れるのでしょう。 それでも私が収穫出来た綿は、羽のように軽くふわふわとして光沢があります。 なんだか愛しくて何に使ったら良いのかまだ決められません 綿のボールを見せると、吟が遊びたがるのでしまってあります(笑) 残り2つの実からも種が取れる筈ですから、今年はもっと早く5月には種を植えてみようかと考えています。 今度はもうちょっと上手に栽培しなくちゃね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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