くりごと

あぁ、もう５月になった～

冬みたいな日々が続いた春が漸く本格的になってくれたみたいですね





先週我家にも地デジの映る新しいテレビが届きました

今現在唯一勤めをしているジナンが、今までの恩返しなどと言って買ってくれたのです

狭い家ですからうんと大きな画面の物ではありませんが、それでも今までのテレビより大きくて見易いし、目も疲れません

驚く程きれいで鮮明な画面に大喜びの私は、今まで以上にテレビっ子になってしまいました

風景の色も鮮やかだし、何よりも人の顔がとっても良く映りますね。

毎日ジナンのおかげじゃ有難い事よのぅ～と、年寄りじみた会話をしながら見入っています（笑）




テレビが嬉しいのですが、何よりも少ない給料の中からのプレゼント、その心意気が嬉しくも誇らしくあります（エッヘン）

10日に誕生日を迎えればジナンも28歳

音楽配信や著作権などの関係の仕事に就いて数年過ぎ、新しい会社にも入り少しずつ落ち着いた大人っぽさを漂わせるようになっています。

これがあの泣き虫で弱虫で我儘で人付き合いの下手だったジナンかと、目を見張るような思いで頼もしく眺められるようになりました





さてサンナンですが、この冬、無事にアメリカの国家試験に合格し、理学療法士の資格を手にしてくれました

元からののんびりした性格から、随分とやきもきさせられましたけど、本格的な就職口を見つけながらボストンで1人頑張って（？）働き出しました。

この子は資格の事もあり、日本に戻って暮らす事は無いでしょう。

それでも健康で、自分の生活をしっかり築いてくれるなら心配はありません。

ジナンもサンナンも、チョーナンのように良いパートナーを見つけてくれる事を心から願うばかりです





さて、チョーナンですが実は３月に一度帰国していました。

春の試験後の休暇を使って日本へのツアーを企画して、大学院の学生達60人程を引き連れて来たのです

経済学（MBA）を学ぶ輩らしく、名古屋に着いた一行でトヨタの工場を見学した後は、奈良・京都を観光し、東京に来て築地や浅草なども廻ったのでした

日本で育っていないチョーナンにしても、修学旅行のような楽しさだったと思います。

子供の頃に経験出来なかった、日本らしい代表的な場所を沢山見る事が出来て良い旅行になりました。




約２週間の一時帰国ですので、1人で残っても心配だし・・・と言う事で、ゆりりんもツアーに先だって２月の終わりから高知に一時里帰りをしました

2月22日に出発の予定だったのですが、その日が大変な天候で大荒れになり、飛行場へ向かう道路で吹雪の為トレーラーの横転事故があり大幅に遅れてしまい、飛行機に乗る事が出来ませんでした

1人でバスで飛行場（ボストン）へ向かうと言うゆりりんを、心配だからとチョーナンが送って行っていたのは本当に大正解でした。

結局一旦戻り、数々の手続きをして、どうやら２日後に再出発

大学院のある街からは、車で約２時間半でボストンへボストンから国内線でシカゴ乗り換えで成田へ成田からリムジンで羽田へ羽田から国内線で高知へ・・・と、何とも長い長い行程を経て無事に実家へ着く事が出来たのです

若いよね～これはもう体力勝負の一言です

とにかく飛行機に乗っている間は何があっても不可抗力。

あちこちに着く度に無事を確認する短いメールを貰いながら、安全を祈った長い日になりました




チョーナンのツアーは3月の9日に出発でしたけど、その日の関東は、強い低気圧に覆われて、強風の吹く生憎の天候となっていました。

この日も気が気ではありませんでしたよ

着陸前にかなりの揺れがあったそうですが、こちらも何とか無事に到着

成田を経て名古屋へと一行は向かったのでした





ツアー一行が無事に成田からアメリカへ帰った後、17日にチョーナンが家に着きました。

楽しかったけど幹事の疲れとはしゃぎ疲れでぐったりげっそりした顔で、まさしく漸く辿り着いたという雰囲気でした

この時既に喉の痛みが出ていたのですが、その後発熱し医者に行って薬を処方してもらうようになってしまいました。

ゆりりんと我家で約1ヵ月ぶりの再会を喜ぶも、コンコンと咳をして冷えピタを貼った状態でした





20日に二人一緒にアメリカへ再出発をしたのですが、この日も前夜からの大荒れの天気になってしまいました

飛行機に間に合うようにするには、家を朝６時半には出なければなりません。

でも強風の為、JRや成田への京成線が止まったり間引き運転をしていたのです

時々強い風に煽られて、雨が横殴りに降る始末

昔からチョーナンは「雨男」だったのですが、この時までまさかその通りになるとは





沢山の重い荷物がありましたので、小ぶりになった雨の間をかいくぐり、夫と一緒に手伝って早朝（更に早目に家を出た）日暮里まで送って行きました

何とかスカイライナーに乗る事が出来、飛行機も強風にもめげず予定通りに出発し、再び乗り換え続きの長旅の途に着いたチョーナンとゆりりんでした




こんな慌ただしい（けど楽しかったよ）日々が過ぎて、何だかぐったりしてしまいました。

せっかくのツアーに桜の開花は間に合いませんでしたけど、日本の良い印象を沢山の胸に焼き付ける事が出来たとの事、嬉しい事です





そのチョーナンとゆりりんですが、６月に再び帰国する予定なんです

夏の間、インターンシップで働くからです。

これを決めるにも幾つもの会社の試験や面接があったそうなのですが、運よく頑張って日本にある外資系の会社で採用される事になっています。

会社が用意してくれる住居に入れるまでと、期間が終わってアメリカへ帰るまでの１週間程は、再び狭い我家へチョーナンは転がりこんで来る事になっています

慣れない「大きなお兄ちゃん」の出現に、吟は再び恐慌を来す事でしょうが、今度こそちょっとは慣れてくれないかなぁ




・・・・と、こんな感じの私の家族のこの頃でした



吟は貰った薬を飲み終えたので、明日にでも再チェックに病院へ連れて行こうと思っています。

沢山の方々にご心配いただいて本当に嬉しかったです、ありがとうございます