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カテゴリ:生活環境/季節
地元のお祭りが終わると、急に人の姿が減った気がします。 祭の一週間程前からはずっと、あちらこちらに提灯が飾られ、神輿のポスターが貼られ、各町会の神酒所前には奉納者の名前がずらりと貼り出され、そして駅前には盆踊りの櫓が組まれていました。 木で組まれただけの櫓には、提灯が飾られ紅白の布が巻かれ、祭の気分の高まりと一緒に化粧が施されて行きました。 何となくそわそわ、そうまるでお正月を迎える準備に忙しい暮の喧騒ともある意味似た気分の高揚感。 家では祭の衣装が押入れから出され、人数分の半纏を借りる算段をして・・・。 訪れる人への飲み食いをどうするか計画を練り、それぞれの店に注文を出して・・・、あれこれ考えて行動しなければならない事だらけの日々でした。 そうやって楽しみに楽しみに迎えた祭本番の日。 暑さなんてどうでも良いから楽しもう・・・本当にとっても楽しかった 祭の後は何時も寂しさが漂います。 いくつもの祭を経験して来てはいますけど、地元だからこそ準備から終了まで目にする機会があるために、余計に変化を感じてしまうのでしょう。 櫓は再びただの木の棒に戻り、提灯で明るかった駅前や商店街がちょっと地味になり、家々には洗われた祭衣装が風に翻っていたりします。 お盆を7月に終えてしまっている東京は、人々が地方へ帰省し始めていますから何所となく閑散としてくるのもこの頃です。 しょっちゅう渋滞している環七が、驚く程すいすいと流れて行きます。 残っているのはここが地元の人間ばかり、こんな時期が一番この街がが素顔になる時期かもしれません。 立秋が過ぎたとは言え今まさに盛夏の頃。 短く濃い影を拾いながら歩道を歩けば、空は真っ青に広がり真っ白い雲が眩しく光っています。 東京の夏は以外とカラッと晴れ渡っています。 アスファルトの上を熱風が吹くように思えますが、乾燥した風は汗を乾かし心地良さを誘っているようです。 長い間湿度地獄のような香港で過ごしていた私には、暑くても吸い込む気になれる空気ならあまり気になりません。 外はどこもかしこも蒸風呂だった香港の夏、息苦しい程でしたよ(爆) 今はちょっと懐かしいけれど、やっぱりあの湿度だけは好きになれない。 実家の母からうるさく帽子を被れだの日傘を差せだの心配されようと、こんなカラッと晴れている夏空には顔を上げて歩きたいから、私は何時もサングラスと日焼け止めクリームだけ(爆) 冬好きの自分が以外と夏を嫌っていない事に気付いた今年でした。 心配していた蝉時雨、今年もちゃんと蘇ってくれています。 木々の緑も深く濃いので、木立の下は昼間でも薄暗く涼しそうに感じます。 幼い頃から何度も過ごして来た「夏」の記憶。 この夏の思い出もずっと心の隅に残って行くのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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