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カテゴリ:生活環境/季節
今日から9月となり、生活の上での「夏」がようやく終わった。 なんだか色々あって忙しかったような、反面暑い暑いと言い続けて何もしていなかったような気もする。 まだ梅雨の頃6月はじめ、チョーナンが企業でのインターンシップ就労の為に帰国して来たのが、私にとっての「夏」の始まりだったように思える。 チョーナン夫婦は今朝早く、約3ヵ月ぶりに再び渡米して行った。 まだフライト中なのだが、子供が飛行機に乗っている間の心配は慣れる事が無い。 今朝、駅へ送って行く時、途中にある小さいお不動様へゆりりん(チョーナンの奥さんだよ)と一緒に旅の無事を祈って手を合わせて来た。 この3ヵ月の間に2回も夫と二人で一泊温泉旅行をして来た 久しぶりにサンナンも2週間という長期の帰国をした ジナンと一緒に地元の本祭りでお神輿を担いだ 猫が結膜炎になって医者に行ったり、ノミがついて駆除に慌てた 暑い暑いと言いながら、縁日に出かけたりお祭りに出かけたりもした 今日から9月。 30年前の8月30日、つまり30年前の一昨日に私は生後10カ月のチョーナンをおんぶして、1人で成田から飛行機に乗り渡米した。 これが私の長い海外生活の始まり、原点の日になった。 双方の爺婆が涙で見送るゲートへ手を振り、3ヵ月先に渡米していた夫の元へ、眠りこけて重い赤ん坊を背負い出かけた私は実に若かった(笑) 最初の予定では5~7年という駐在だったのだけど、その後の様々な事情などから、結局約26年も完全な帰国をしない暮らしとなってしまった。 それでも子育ては楽しかったし、結局世界の何所にいようと母親としての生活にそれ程の違いは無いのだと思う。 環境や文化言語などが違っていても、家庭の中では自分は自分で極普通の日本人の母親であり妻である日々だった。 それでも若かったからか様々な刺激を吸収する毎日はとても面白かった。 今でも初めてJFK空港に着いた時のドキドキは覚えている。 赤ん坊連れで手間がかかる為、JALのファミリーサービスを会社がつけてくれたので、通関は至極簡単に済ませる事が出来、久しぶりに会う夫にチョーナンを見せる楽しみで時差の疲れも感じなかったな^^ 3ヵ月前に別れた時、まだはいはいができるようになったばかりだったチョーナンは、つかまり立ちが出来るようになっていて可愛い盛りだった 初めて見るアメリカの光の色や景色など、その時の気持ちを文字にあらわすのは難しいけれど、脳裏にしっかりと覚えている。 あの日から何度夏を過ごして来たのだろう。 毎年9月は子供達の新年度の始まりとしての感覚が残っている。 新しい学年、新しいクラス、時には新しい学校への進級・・・、夏の終わりには数えきれないくらいの思い出が詰まっている。 休みの間長期で一時帰国していても、夏の終わりには学校の為に帰らなければならなかった日々。 子供達と一緒に乗る飛行機では、何かあっても助けてあげられない恐怖に無事を祈って過ごした数時間が必ずあった 大学へ留学する夏には、遠くへ1人で旅立たせる寂しさと不安と悲しさに何度も苦しめられた 今私が手に入れた幸せは、夏の終わりに飛行機に乗らないで、ずっと生まれ育った地に居続けられる事だと思う。 若い日には戻りたくないと思っていた日本なのに、言葉も文化もありのままでいられる故郷のありがたさをこの年齢になってしっかりと感じている。 だから飽きずに暑さも顧みず、毎日同じ道を辿って地元の商店街へ出かけては満足している自分がいる。 夏の始まりは毎年なんとなくうきうきと心弾む感覚がある。 夏の終わりは何時でも少し物悲しい。 私にとって寂しさを感じる季節は、一般的に言われるような秋ではなく夏なんだなぁと思う。 もう学校へ通う子供はいないけど、9月になって「普通のいつもの生活」が戻って来たみたいだ 環七の街路樹の枝が、ばっさりきれいに刈り込まれてしまった。 枝張りの電線への影響などを考慮して行われる事であり、暑い中で仕事に従事した人達の御苦労さまは感じるのだけれど、おかげで買い物帰りの歩道が暑くて堪らなくなってしまった。 強い西日を避けながら、街路樹の落とす濃い日陰を一歩一歩拾いながら歩いていたのに・・・。 暑いけど夜になるともう虫の音が高く響いている。 去年よりセミはやっぱり少なかったのか、鳴き始めも遅かったけど蝉時雨は既に弱くなってしまった。 涼風が立つのは何時頃になるのだろう 秋が恋しい 自然の風に「気持ち良い」と感じる日々が懐かしい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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