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くりごと

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2011年03月19日
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カテゴリ:気持ち

未曾有の大惨事となった東北大震災から1週間も過ぎましたけど、あれ以来なんだか落ち着かない気持ちでブログを書く集中力も無いまんま・・・。

大きな余震の可能性は少し低くなったけど、そんな数字は信じられない私です。

何時どんな大きな地震が今いる場所を襲うかなんて、科学の力で推測したって大自然の脅威には勝てません。

だからおそらくこれからずっと、何時起きるか判らない地震に怯えて過ごすんだろうなぁと思います。

日頃地震の危険性を知っていても、まさか今日の今は大丈夫だろうと、根拠の無い安心感というか慣れの中で生活をしていました。

ハッと目を覚まされたような今の状態。

今回の地震で亡くなられた方々の死を教訓として無駄にしないためにも、災害への心構えを忘れないで毎日を過ごさなければいけないと思います。






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東北の被害に比べたら、被害とは言えない程の規模ですが、家の前の八幡様の鳥居が崩れていました。
手前の赤い細い鳥居の足元に横たわる石は、後ろの鳥居の上部にあったものです。



この他でも近隣の小さな神社にあった石鳥居のほとんどが崩れたりしています。

鳥居は木造りに限る!、そう思いました。

神社の境内がちょっと広かったりして避難する人がいた場合、落ちてきた重い石でどんな事故が起きるか判りません。






多くの命が犠牲になり、被災地では再び雪の真冬に逆戻りしたりの日々がありました。

それでも季節は確実に少しずつ行きつ戻りつしながら移り変わっています。


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崩れた鳥居の近くでも、アジサイの新芽が大きくなっています。


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カリンも色鮮やかに芽吹いています。


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野バラの新芽の力強い事!
光をどんどん吸収して伸びようとしています




まさに春の命輝く季節を迎えようとしていた時、一瞬の間に遠くへ連れ去れてしまった数え切れないほど沢山の命。

犠牲者何人という数字の一つ一つに、それに連なる人生や歴史があり愛し愛された大切な膨大な記憶が詰まっています。

人間は数で数えて終わりには出来ないのです・・・。

胸が痛くて簡単に安らかに眠ってくださいで済ます事が出来ません。







今私たちに何が出来るのか。

節電節約はもちろんですが援助物資や寄付を送る事だけじゃなく、大地震災害への強い認識を持って準備しておくこと。

同じ轍を踏まないように心がけて生きる事も供養の一つだと考えなくてはいけません。







今、全国的に様々な催しが自粛規制で中止になっています。

不謹慎だとか、この時期だから、だとかで全てを中止して日本全国が喪に服して過ごすべきなのでしょうか?

派手な馬鹿騒ぎは控えるのは判りますが、度を越えた自粛には首を傾げるようなものもあります。

被災地や被害者の方々をこれから長く支え続けて行く為にも、被害を受けなかった地域は元気でいなければならないと思います。

それぞれの地域活性につながる行事など、東北の事を忘れずに援助につなげる形を取って行うべきではないかとも思うのです。






今、日本中の人が「良い人」になっています。

死者の冥福を祈り災害地に援助物資や寄付を送ろうと奔走しています。

普段声を出さない人達も皆一体となって東北をなんとか助けたい、そう願っています。

でも人はそれぞれの人生の時間を生きています。

死者を悼んでも、残った者はしゃべったり楽しんだり笑ったりもするのです。

そうやって普通の生活を送りながらでも、犠牲者や被害を受けた方々への思いはしっかり心にある・・・、そんな形の方が自然ではないでしょうか。






とかく日本人は「皆一緒に同じ事をしないと・・・」的な風潮がありますよね。

でも「今何が出来るか」、それは人それぞれ違うやり方や形があって当たり前だと思います。

人々が何をしようとも、時間は流れ季節は移り変わって行きます。

大被害を受けた東北の方々にも同じように時間が流れて行きます。

被害を受けなかった私たちは普通の暮らし元の生活を取り戻してこそ、長く支え続けられる力があるのだと思い出しましょう。





茫然としていた最初の数日を過ぎた避難場所からの中継では、卒業式などで久しぶりに友達と会えた喜びの笑顔を見せる子供たちを映しています。

諦めの笑顔を見せる大人たちも沢山いますけど、何とかしなくちゃと自分を奮い立たせるための笑顔も見受けられます。

そんな人々に対して被害の無かった私たちが、過剰に斟酌した自粛やそんな態度は不謹慎だと言い合ったりしていては却って失礼ではないでしょうか。

馬鹿騒ぎをすれば良いと言う意味ではありません。

でも人生の中で「今という時間」はそれぞれにたった一度きりの珠玉の時です。

卒業式を祝ったり、今しか行かれない家族や仲間との旅行に出かけたり、送別会や結婚式や個人的なお祝いはしたって構わないのじゃありませんか!?

自分はこんな危機的状態の中で決して浮かれてはいない、賑やかな事は自粛してるから立派な態度なんだと自己満足に陥っている人もいるでしょう。

でも最初の一時を過ぎたなら、「これから長く」支援を続けて行く為に、周りの環境つまり経済状態を活性化させて援けて行く事を考えなければいけません。

まだ事が沸騰している間だけの良い人でいてはいけないと自分に言い聞かせています。








今年は神田祭も三社祭りも中止と決まったそうです。

お祭り好きな私が、こういった行事が中止になったから憤ってると思わないでください。

幼稚園の卒園式後のお祝いパーティが自粛されたと聞いて、「それは違うんじゃない?」と思ったのが初めなんですから・・・。




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地震があった次の日、実家の庭では梅が満開となり香っていました。
様々な事象を見て来ても動じない姿に感じます。




被災地から離れていても、それなりにかなり大きな揺れを感じショックを受けた私たち。

そろそろ (何時起こるかわからない大地震に不安を抱きながら、今までは忘れかけていた防災の心構えを自覚して、ですが・・・)、 日常を取り戻さなければいけません。









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最終更新日  2011年03月20日 11時26分19秒
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