667785 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

くりごと

くりごと

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2011年04月03日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類


3月11日の東北大震災。

あの日を境に何やら全てが変わってしまったように見えている。

繰り返し目にした津波の恐怖と慟哭の日々。

母の胸に戻る事無く流されて行った幼い命と、探し求める母親の身を引き裂かれるような苦しみ。

一瞬の間に今まで積み上げてきた生活の全てを失った人々の戸惑いと悲しみ。

今だ見つからない1万5千人以上の命。

その一つ一つの命につながる途轍もなく膨大な思いや歴史・・・。




あれから既に3週間も経つと言うのに、何となく集中力が減ってしまったような毎日を過ごしている。

私なりにショックを受けてしまったようだ。

余震は減ったけれど、刺激を受けた地盤が何時起こすかもしれない直下型の大地震。

ずっと頭から消えない「もし今起きたら」の不安から、地下道やビルの下を歩くのが恐ろしい。

大きな地震があっても、その後時間とともに薄れてしまっていた緊張感が今度ばかりは続いている。





原発の暴走は収拾のめどが立たず、将来長くに渡っての心配が募るばかり。

自分では何ができる訳ではない放射能の事は、早く収まるようにと祈るだけにして、今は地震への心構えだけを忘れないようにしたいと思っている。






世の中は過剰な自粛ブームに踊らされて、実は支援の為に被害の無かった地域でこそ消費を盛んにして経済を活性化させなくてはいけない筈なのに・・・・、せっかく咲き始めた桜を見て浮かれてはいけないとお上からの達しが出たりする馬鹿らしさ。

天災の突発性をまざまざと見せられた大震災だったから、誰にも来年の花を見られる保証は無いと判ったのに。

地震も津波も自然の脅威だけど、季節を巡らせ花を咲かせるのも自然の力だ。

大自然の前では人々の力は余りにも小さく無力なのだと気付かされる。





そしてつくずく思う・・・・・、


大いなる自然災害の前では、人為的に起きる戦禍のなんと浅ましく醜く卑しく見える事か!?






日本中が「東北頑張れ、立ち上がれ、皆ついてる!」 と叫んで応援しているけど、そこ以外でも泣いている人が沢山いる事を思い出して欲しい。

一か所だけじゃなく、同時進行で多方向に目を向ける事が大切だと思うからだ。




例えば今リビアは内戦状態になり、空爆に一般市民も巻き込まれ、おそらく戦火の恐怖におののく子供たちが沢山逃げまどっているだろう。

爆弾を胸に抱えて自爆する事を夢見て誇りに思うような境涯にいる子供たちを覚えているだろうか?

世界中のあちこちに、生まれた国から逃げている数え切れない避難民がいる事を忘れないで欲しい。

アフリカや中東の難民キャンプの惨状も、東北の避難場所の苦労と変わりない。

いや長期化して人々から忘れられる事が多いだけ悲惨さは上かもしれない。

アジアや中南米では、子供達が日々の糧を得る為に不潔で危険なゴミの山を歩き回っている。

泥水しか無い、あるいはヒ素が(天然の)交った井戸水しか無い地域も、予防注射さえしていたらありえないような病気で命を落とす子供がいる地域も世界にはまだまだ沢山ある。




困っている人達に手を差し伸べるという行為を、今だけで時間とともに薄れさせないでいて欲しい。

そしてその先が、身近な場所だけじゃなく、遠い外国であっても同じでいて欲しい。

たった1000円でポリオのワクチンが100人分にもなる事実を知っていて欲しい。

同じく1000円で20人の子供にえんぴつとノートが行き渡る事も知っていて欲しい。

フリースの毛布は300円あれば出来る事も知って欲しい。




私達はとてつもなく幸福な生活をしているのだから。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年04月04日 00時28分41秒
コメント(6) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X