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くりごと

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2011年09月12日
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昨日は今住んでいる場所の氏神様のお祭りでした。

お祭りと言っても神輿や縁日が出るような規模のものじゃなく、

小さい祠の若王子八幡宮、通称八幡山の御祭礼で、地元の奉賛会の人達がテントを張り

何やら賑やかに楽しそうに飲み食いして、と言ったささやかな土地のお祭りでした。

氏神様ですから私もお祝いを届けたり、日頃それ程馴染みの無いご近所さん達にごあいさつをして来ました。


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これは3月の大震災の後の写真ですが、石の鳥居上部が崩れてしまい、今もまだそのままになっています。







幼い頃からの写真を、夫が一枚一枚スキャンして、デジタル化して保存する作業をずっと続けてくれています。

実家から古いアルバムを何冊も運び込んで、アルバムにくっついてしまっている写真を剥がすだけでも結構な困難が生じている面倒くさい作業ですが(笑)

写真は時間を経るに従って、どんどん劣化して行ってしまうものです。

PCに取り入れる事で色やシミの修正も可能なので、古い写真でも改めて発見する画像が残っているのに気がつきました。






この八幡山、ほとんど記憶には残っていなかったのですが、幼い頃の写真に昔の姿が写っていました。

父と姉と私、母が撮ったのでしょうか・・・・・。


2
今と同じ溶岩の台に鎮座している八幡様の祠が写っていました。


3
私はおそらく2歳から3歳くらいの年齢。
まだ30代だった父が若々しく懐かしい写真です。



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今から50年くらい前の写真です。
向こうに見える景色の空が広い事に驚きます。
高い建物は全く無く、八幡山の木々も小さいので見通しがきくのが全く今とは違っています。



現在の八幡山は、トップにある写真のように祠の左側のイチョウが大きく太くなっていますし、向こう側の木々も生い茂っていて景色を広々とは見渡せません。

木々の間から垣間見える景色には、新幹線の高架と一緒に高さのあるビルがいくつも建っています。

これらの白黒写真は、昭和35年頃の写真だと思います。







この八幡山近辺は、父が幼い頃の遊び場でした。

何十年も経て私が住むようになるとは思いもしませんでしたけど、何かしらの縁を感じずにはいられません。









記憶の中におぼろに残っている思い出の光景。

写真を元にした光景もあるでしょうが、ほとんどは個人個人の頭の中の景色です。

そしてそれらはその人と共に何時かは永久に消えて無くなって行ってしまう儚さがあります。

過ぎて行った日々の出来事は、小さな光を放ったと思う間も無く消えて行く運命なのですね。






今私は後ろ向きになっています。

過ぎた時間が懐かしく愛しくてしょうがない。

過ぎたからこそ感じる大切さなのに、台無しにして無駄に費やした時間が懐かしくてしょうがありません。


6
実家の前の路地がまだ舗装されていなかった頃の写真です。
隣の家の子犬だそうですが、この子犬と遊んだ記憶は全く残っていません。



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この頃は家の前にゴミ箱がありましたね。
板塀の家々には記憶が残っています。



まだ夏が今みたく猛暑にならなかった頃。

あの頃は熱帯夜など殆ど無く、夜の思い出は蚊取り線香の匂いと一緒にすだれ越しに夜風が入っている光景です。

冬は一部屋に皆で集まって炬燵を囲んで暖を取っていた頃。

練炭火鉢のヤカンの湯気や、豆炭あんかで足元を温めて寝付いた夜。

昭和30年代から40年代にかけての時代は遠くになりつつあります。

私が大正や昭和の戦前の時代に感じていたような気持ちで、今の若い人達は思い浮かべるのでしょうね。






その頃に戻りたいと言う訳じゃありません。

たとえ若い時代をやり直せるのだとしても、私はもう一度この年月を生きてやり直すような気力はありませんから(笑)

頭の中の記憶に浸ると、身体が後ろ向きになっているような気がするけれど、静かな安らぎと一抹の悲しさ(消え行く思い出への郷愁でしょうか)とで心がしんと鎮まれるのです。

こんな思いも思い出の中の景色も全て、私がいなくなれば無に帰す事。

こうやって人間はずぅっとずぅっと何代も生きて来たのですね。



あぁでも小さかった私はなんて可愛いんでしょ、男の子みたいだとよく言われてたらしいけどぽっ雫











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最終更新日  2011年09月12日 15時45分48秒
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