全て
| カテゴリ未分類
| こころ・身体
| 気持ち
| 趣味や好みなど
| 生活環境/季節
| ふるさと
| 六十六部供養塔始末
| 文化・伝統
| 思い出
| 吟
| 散策・紀行など
| 放射能汚染・原発
| 七二会
| 自分
| りんりん
| 温泉など
| 動植物
| 民泊問題
カテゴリ:生活環境/季節
今日はクリスマスイブ クリスマスのお祝いは本当は明日のクリスマス当日にするんですよね(笑) その昔、まだ私が子育てに夢中で過ごしていた頃の話です。 あ、多分に私は外国かぶれしてるので、その変は許して聞いてください なんとなく昔を思い出して書いて見たくなったんです その頃はアメリカのニュージャージー州に住んでいました。 10月の終わり頃に夏時間が終わり、決められた土曜日の夜中に一斉に一時間時計を遅らせます 夕方暗くなる時間が早く来るようになって、いよいよ本格的な冬が始まります。 日本みたくあちこちに街灯がある訳じゃない住宅地では、本当に暗くて寒い季節になるのです。 でもそんな暗く長い冬には楽しい行事が沢山あって、まず最初が10月31日のハロウィーンです。 ハロウィーンの色、黒とオレンジであちこちが飾られて、カボチャだのかかしだの魔女だのクモの巣だので賑やかになります。 そして次に来るのが11月第4木曜日のサンクスギビングデーです。 収穫のお祭りですから、ブドウや栗や小麦など色々な飾りやバスケットに入ったパンのディスプレイが並ぶ頃です。 アメリカではクリスマスよりも、サンクスギビングの方が家族が集まってごちそうを一緒に食べる日と言っても良いでしょう。 遠方からぞくぞくと大移動の季節、でもこの頃あちこちで雪になるので、飛行機が止まったり毎年騒ぎになっていました。 ちょうど映画のホームアローンの世界ですね^^ ニューヨークのマンハッタンでは大手デパートのメイシーズが主催する大きなパレードがあります。 私も息子が小さい頃は何度も見物に出かけましたけど、それは大変な人混みと寒さです。 パレードの最後尾に大きなソリに乗ったサンタクロースが「Ho-HO-Ho!」と手を振りながら通るのが大好きでした サンクスギビングが過ぎると、街は一斉にクリスマスの飾りつけが始まり、気分がそわそわする日々が始まります。 12月の始めには、マンハッタンのロックフェラーセンターのスケートリンクの上に、毎年大きなクリスマスツリーが立てられ、それは見事に大きな生のツリーで、数え切れない程沢山の電灯で飾られます。 この点灯式は毎年盛大に行われ、テレビでもその瞬間を中継するので有名ですね。 スケートリンクから5thアベニューに向かって広がる植え込みの広場には、毎年天使の像の列が飾られて明るく光ります。 その向かい側にあるサックスフィフスアベニューという一流デパートのショーウィンドウには、毎年違ったテーマでそれは見事なクリスマスの飾りが置かれ、列を作って人が見に行く所になっています。 今はどうなったでしょう、今年も賑やかにクリスマスをやっているのかなぁ・・・・。 並びにあった日本航空のオフィスには、全部折り紙のオーナメントで飾られた大きなツリーがあり、それも人が沢山感嘆の声を上げて眺められていました 最近では日本のあちこちでも家の周りにクリスマスの飾りを賑やかに点灯するようになっていますが、昔はありませんでしたよね。 1980年に渡米した私達は、最初のクリスマスの時期本当に驚いたものです。 暗いしんと鎮まり還った住宅街、雪の中に灯る家に依って趣向を凝らした光が点滅している様は、本当に夢の世界のように見えました。 私達もクリスマスツリーを飾っていました、そして子供達が独立して私達だけになった家に今もちゃんと飾っていますよ^^ 1980年から毎年少しずつ買い足して、木製などで統一した「おもちゃ箱をひっくり返したような」賑やかなツリーです こんなの ツリーの下に、クリスマスの日まで親戚や友人から貰ったプレゼントを置いて飾っておきます 子供達は毎日のように自分宛の名前がついたプレゼントを持ったり振ったりして、いったい何が入っているんだろうと楽しみに楽しみに待つのです 25日の朝には、そのプレゼントが一つ増えている・・・・サンタクロースからのプレゼントがそこに入るからです 25日クリスマスの朝、まだ親は眠いような早くから子供達が起き出し、さっそくプレゼントを開けて良いか聞きに来ます(笑) OKすればそれぞれが寝巻のままツリーの下からプレゼントを引っ張り出し、それぞれ何個もある包みを盛大に破いて開けるのがアメリカ式 毎日楽しみに待っていた瞬間が訪れるのです アメリカのクリスマスは25日の朝からのお祝いになります。 友人や家族と祝う時も昼間からだったりです。 25日はどこの店も全部お休みで、街は静まり返っていました。 クリスマスに付き物と言えばエッグノッグです。 暖かい(熱い)エッグノッグはクリスマスの飲み物とされ、マーケットでパックに入ったのを売っていますけど、手造りのエッグノッグを作ってくれる良い奥さん、みたいな話がジョークで言われたりする程、伝統的なメニューです。 七面鳥のロースト、これはどちらかと言うとサンクスギビングの代表的なお料理ですが、クリスマスでも食べられます。 アメリカ人はサンクスギビングとクリスマスに七面鳥を食べて食べて食べまくり、その後1年間食べないでいられるようにしているなどと笑っていましたよ アメリカはユダヤ系の人もかなり多く住んでいます。 クリスマスはキリスト教のお祭りですが、同じ時期にユダヤ教のハヌカというお祭りが重なっています。 だからナーサリーに来るサンタクロース(だいたい園長先生だったり、その親戚だったりする)が変える時には大きな声で「Merry Christmas, Ho-Ho-Ho and Happy Hannukah」 などと宗教的には全く意味が判らない挨拶をして去って行ったりしていました アメリカでクリスマスカードを送る時、相手がどんな宗教の人かが判らないと失礼になります。 ですから送るカードが Merry Christmas じゃなくて、書いてある文が Happy Holidays だったり Peace on Earth とかの時候の挨拶文になって来ていました。 クリスマスもアメリカから香港へと海を越えると大分違った雰囲気になっていました 香港はまだイギリス領だった頃で(1991年)長い植民地時代に宗主国から受けた影響が大きく、ヨーロッパ風のクリスマスの色合いも濃かったように思います。 子供達が通った学校がイギリスの準公立校だった事もあり、私は知らなかった事を色々と覚える機会に恵まれたと思います。 サンタクロースはFather Christmas(ファザークリスマス)と呼ばれる、長い赤いガウンを来て背中にプレゼントをバックパックのように背負った人だったのには驚きました。 イギリスのクリスマスの定番料理は、ミンスパイと言う小型のパイで中がドライフルーツ(時に肉)でした。 イギリスの学校ではPTAの集まりでも結構昼間からワインがガンガン出て飲んでいましたよ(笑) 反面アメリカはとても厳しくて、子供達への躾もイギリスより(香港のイギリス人)ずっと厳しく挨拶だの親以外も子供達によく注意していたのを覚えています。 香港のクリスマスのイルミネーションの賑やかさはさすがに商業都市ですから、日本と代わりありません。 人間も多いですから静かなクリスマスどころじゃありません、非常に賑やかで時に猥雑な程のにぎわいでした ところで最近日本ではHappy Christmas と良く言うようですが、一体いつ頃からこうなったのでしょう アメリカにいた時には全くと言って良いくらい聞かない言い方です。 香港でHappy Christmas と初めて聞いた時にはかなり違和感を感じたのですが、これもヨーロッパ的な言い方で日本に入って来たのでしょうか どちらにせよ皆がそれぞれ暖かい気持ちで暖かいクリスマスイブを楽しんでいる事を祈っています 今年は本当に大変な惨事が立て続けに起きた一年でした。 去年の今頃一体誰がこんな日々がやって来ると想像したでしょう 人々の祈りが、平和でささやかな安心して暮らせる安全な日々が、少しでも戻って来ますように 小さくても幸せを感じられる毎日になりますように Merry Christmas & A Happy New Year for all Love always, Dinkoω お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[生活環境/季節] カテゴリの最新記事
|