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カテゴリ:気持ち
8年前の今日2006年3月31日、私は夫の定年退職に伴い香港より日本に帰国引っ越しをしました 1980年8月30日に10ヶ月の長男と渡米してから、26年半ぶりの完全帰国でした。 言葉も文化も違う国で子育てをしながらの生活。 それなりに苦労もありましたけど、子育ての忙しさ楽しさに紛れてあっと言う間に過ぎた年月だったと思います。 私にとっては日本だから海外だからという思いはなく、ごく普通の家庭生活をしていたに過ぎません。 3人の息子達を育てる毎日は、本当に素晴らしく楽しい幸せな時間でした アメリカで次男と三男が生まれ10年半暮らした後に香港へ転勤になりました。 息子達はそれぞれ6年生、3年生、幼稚園年長の時でした。 あまりにも環境が違う香港での生活は、大きな戸惑いや落胆で始まりました でも香港での生活は教育面を含め、あらゆる部分でとても良かったのだと感じています 今思うと様々な面で充実した時間でした 香港で子供達は成長し、一人ずつ大学へと進み独立し家から巣立って行きました 帰国が近づいた頃は、私と夫との二人暮らしの生活になっていました。 香港駐在最後の日々は沢山の贅沢で華やかな思い出を残せた日々でした こんな私にも華やかな頃があったんですね(笑)嘘みたい 駐在員の帰任に際しては、一流ホテルとJALやANAのビジネスクラスのフライトがパックになった「帰任パック」というのがあります。 いくつかの選択肢の中から私達はインターコンチネンタルホテルを選びました。 香港島にずっと住んでいたので、最後だけは九龍(カオルーン)側から香港島の夜景が窓いっぱいに広がるオーシャンビューの部屋に泊まりたかったのです^^ 部屋から眺めた、音楽に合わせて参加している香港島の高層ビルのイルミネーションとレーザー光線が様々に踊る「シンフォニーオブライツ」は忘れる事が出来ない素晴らしさでした 今日は七二会の畑で小松菜の種を蒔きました。 上手に収穫出来るように育つかドキドキします。 種を蒔いた場所にはアーチで寒冷紗で囲って防寒や防虫をします。 粘土質の土壌改良の為に去年の秋から沢山の落ち葉を畑に入れ、雪が無くなった頃から何度も耕して粘土の塊を崩して土作りをして来ました。 土塊は最後は両手で崩しながら細かくしましたよ 土の匂いを嗅ぎながら素手で泥に触れていると、畑を心から可愛く思えてくるから不思議です 風の音、鳥の声を聞きながら太陽の下で作業をしていると、今までの様々な事が次々と思い出されます。 子供達のさざめく笑い声が風に乗って通り過ぎて行くように感じます。 遠い過ぎ去った時間は一瞬の輝きを草の上に残し、すっと消える光のように思えるのですが、時には思い出が痛いほど鮮明に蘇り、あまりの懐かしさに息をするのも苦しくて嗚咽を漏らしそうになるのを必死に堪える事があります あの頃いつも私にまとわりついていた小さな暖かい身体の体温が恋しくて・・・。 でも戻りたくて悲しんでいる訳じゃありません。 それはほんの一瞬の事 ただただ懐かしい珠玉の時間、私の宝物達 見上げれば空がとても明るくて、今の穏やかで落ち着いた暮らしがどんなに幸せなのか解っているように見えます 一面に満開のオオイヌノフグリ。 こんな沢山集まると雑草と言えない程美しく春を彩る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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