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昨夜11月22日の夜10時過ぎ、いきなり大きな揺れに飛び上がるほどおどろきました 明日の御飯の予約スイッチを入れようとキッチンにいた私は、大きくグラっと揺れて食器がガチャガチャなる音に驚き、急ぎリビングに走り込みました。 空気清浄機がゆっくり倒れる様子が目に入りました。 緊急地震速報のあの不吉な音がスマホから鳴り響き、家中のガタガタする音と共に身体が揺さぶられる恐怖 座っていた夫は最初ゆったり横に揺れてからいきなり大きく揺さぶられたと言いますが、考えると私の記憶はあまりはっきりしていません。 怖くて揺れてたって事とあの音の記憶ばかりで、揺れが長かったのか短かったのか思い出せないのです。 3年前の東日本大震災は本当に長く揺れた地震でした。 あの恐怖の記憶ははっきりあるので今回が短く感じてしまうのかもしれません。 夫の膝に乗っていた吟は飛び降りてテーブルの下へ、そして二階に駆け上がって行ったようでした。 揺れが収まってからあちこち調べると、キッチンではコップが床に転がっていたり(割れていなかった)、買い置きしてある調味料が倒れていたりしていました。 空気清浄機が倒れ後ろ側にあった私のお気に入りのベネチアグラスの雄鶏が倒れて割れてしまっていました。 プリンターを乗せている結構重さのある台がキャスターがある為大きく移動していました。 二階の置き時計が倒れて割れてしまいました。 その他立てかけてあった板だの色々倒れた物がみつかりましたけど、家自体の損傷は無いように思えてホッとしました。 息子達からすぐにラインで安否確認の連絡が入りました。 スマホ(au)では通常の電話が災害時という事で通じない状態が続いていると、やっぱり緊急時に繋がる事が出来るインターネット機能はとても大切だと再認識しました。 大きな揺れの恐怖と驚愕で、最初は無事を知らせる文を打つ手が震えてなかなかうまく送信出来ない程でした その後も何度も余震でガタッと揺さぶられ落ち着きません。 テレビでは夜のせいで被害状況などがはっきり判らない状況が続いていましたが、しょっちゅう出かけていた小川村や白馬村に大きな損害が出て怪我人も出ている様子が伺えました。 ありがたい事に停電はしていません。 でも何時電気が止まるか判らないと思い、スマホの充電だの懐中電灯の確認をして、水が濁る事もあるなとキッチンに行きました。 その頃水道の栓を開いても水がチョロチョロしか出なくなっていて焦りました。 急いで鍋だのボールだのに水を受けて貯めたのですが、間もなく一滴も水が出なくなってしまいました。 お風呂にはお湯が張ったまま、電気ポットにはたっぷりお湯が沸いた状態、そして貯めた水。 これで当初はなんとかなると思ったのですが、トイレを流す為の水に困りました。 トイレは新しいタンクの無い便器を設置したために停電なら流れないし、断水だとタンクに水を入れて流すという事が出来ません。 お風呂のお湯を汲んでいちいち流す事にしましたが、お風呂は寒冷地仕様の為に一定の水量をずっと張っておき氷点下になると自動で水が巡回して凍結を防止するようになっているので、お湯を沢山使い切る事は出来ません。 寒い時でもあり節水は本当に大変です 昨夜は余震に怯えてなかなか寝付く事が出来ませんでした。 吟も怯え切ってしまっていて餌も落ち着いて食べられない様子で可哀想でした。 猫ハウスの奥に餌を置いてあげてやっと食べてくれたのですが、もしまた大地震が来て避難しなければならないような状況になった時、どこにいるか判らなかったり隠れてしまって出て来られなくなったら困るのでリビングの猫用ドアを閉じて出られなくしておきました。 思ったより気温が下がった朝、雨粒がポツポツする天気でした。 家の前には所の総鎮守社があるのですが、驚いた事に神社を囲む玉石と呼ばれている石の柵があちこちで崩れているのが見つかりました。 家の向かい側辺り、どなたか道路から崩れた石を除けてくれたようで車の通行に問題はありません 上は神社の西側になりますが、東側はとんでもないことになっていました 揺れ方の方向だの色々な理由があるのでしょうが東側の被害は大きいです 東側の塀近くには道路がありませんので誰も怪我人はいませんでした。 かなりの重さの石が鉄棒もろとも折れたり倒れたりしています。 塀の内側へ倒れた分もかなりの量があります。 地元の人が全部の修復には2000万円はかかるだろうと話していました 近くにあるお墓では墓石が倒れているのもあります。 縁側に置いてあった物が倒れてサッシ窓を割ってしまったと片付けている家もありました。 一番大きな被害は水道が使えない事です。 今朝は七二会の支所に市役所から給水車が来ていると知らせがあったので、車で水を貰いに行って来ました。 復旧までどれくらいかかるかは未だ判りません。 長野市の安茂里(あもり)・七二会(なにあい)・中条の地区で断水が続いています。 安茂里にある取水施設での被害が元になっているらしく、七二会や中条みたく標高のある地域に水道水を持ち上げるように配水する事が難しくなっている、そうです。 近所の大きな農家のお宅が畑に簡易水道を持っていて、そこからお水を貰う事が出来てバケツで運んでいます。 飲料用は給水車から、生活用水は簡易水道を頼っている状況です。 バケツに汲んで来た水をトイレに使っていますけど、全て節水を心がけないといけない生活は本当に不便です。 給湯設備が使えないので冷たい水をケチケチ使っています。 お皿を洗わずに済むようにラップを敷いて料理を乗せたり、鍋類も一度キッチンペーパーでよく拭きとってから洗い流すとか工夫が必要です。 日頃どれだけ水に恵まれた生活をしていたのか痛感しています。 こうやっていても時々ドンって余震で揺れる不安定な時間を過ごしています。 昼間市街地の方に買い物に出たのですが、長野市の平野部(善光寺平)では極普通の生活に戻っているようで、白馬村や小川村、そして七二会の被害などは無かったようにも思える平穏な様子に却って安心させられています。 平野部からトンネルを一つ二つ抜けて行く西部の山間地域では、気温や天気もちょっと違うのですが、今度の大地震の揺れ方にも細かく変化があるようです。 以上今回の大地震の記録として残します。 東日本大震災は東京で震度5強を経験しました。 今回は震度6弱との事、パニック状態だったためあまり覚えていないけど、とにかくすっごく揺れてすっごく怖かった一瞬でした。 今のところ家にも家の周りの崖などにも変化や被害はありませんが、これから余震がどれくらい続くのか、どれくらいの大きさの余震があるのかで変わって来るかもしれません。 不安は大きいのですが、東京の家が密集した地域での地震に比べると「広い逃げる場所が家の周り中にある」という状況は心に余裕が持てるかもしれません。 静岡-糸魚川構造線のフォッサマグナ地帯が走る白馬村や小谷の姫川沿い、断層地震の多い地域です。 でも日本という国はもう地震の無い場所なんて無いくらいなんだから、常に心がけているしかないのでしょうね。 忘れた頃にやって来る大災害、もっと気を付けなくちゃいけません。 今朝、ほんの一瞬朝日が出た時に陣場平山にかかった虹です。 自然は恐ろしい顔も感動的な美しい顔も併せ持つのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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