くりごと

長らくブログを留守にしていました。

スマホから読むだけやっていましたが、どうしても書き込みは字が小さいしタイプ出来ない面倒があって・・・、

ずっとパソコンから離れた状態でした。






2月12日、前日に姉からの電話連絡があり父の容態がいよいよ迫っているとの事で急遽帰京となりました。

何時どうなるか判ったもんじゃない雰囲気でしたので、吟も連れて車での急ぎの大移動でした。




判断が正しかったのか、翌13日の夕方、母と私がベッドサイドにいる時に父は92歳の生涯を終えました。

最期は母の腕に抱きかかえられたまま逝きました。

半年間点滴のみで、毎日数回の苦しい痰吸引など、少しずつ弱って来た姿を見続けていた私にとって、

父の死はようやく訪れた安らぎにさえ思え、やっと楽になれたとホッとするような出来事でした。





半年の入院中毎日病院へ通っていた母は、常にも増して何も出来ない状態。

葬儀全般を姉と私とで仕切る事になり、葬儀社やお寺との交渉や相談、様々な仕事に追われて

どんどん過ぎる時間に翻弄された日々を過ごしました。





無事父を送りましたけど、その後には様々に煩雑極まりない手続きが残されていました。

姉がお寺関係全般を引き受けてくれ、私は色々な名義変更の手続きを受け持ちました。

委任状を持って区役所や年金事務所や銀行へ行ったり、保険会社に電話したり・・・。

私にしてはよくやったなぁと自画自賛するくらい頑張りましたよ！






そんな中、変更手続きを手伝ってくれると約束していた夫がなんと入院！！

歩くと息苦しいのでクリニックに行って来ると朝出かけたのですが、

ちょうど姉と一緒にお寺のご住職さんに会いに行っていたその場所に電話が入りました。

「今から緊急入院で○○大学病院にタクシーで行く」

もうポカ～ンとしてしまう一瞬でした。





クリニックでは、狭心症の疑いがあるので車を呼ぶから歩かずに病院に向かうように言われたとか。

心臓疾患はとっても恐ろしいと知っているので、本当に怖い思いで病棟へ駆けつける事になりました。

入院したのが土曜日でしたから、カテーテルによる心臓や血管の検査は月曜日になると・・・。

二日間悪い事ばかりが頭をよぎる不安な時間を過ごしました。

知り合いに病院にいながら心筋梗塞の発作で亡くなった人もいましたのでとても恐ろしかったです。





カテーテルで血管の狭窄部が見つかればステント治療になる、担当医の話でした。

だけど月曜日の検査の結果は想像もしていないものでした。

なんと血管にまったく異常は見つからず、むしろ太く丈夫で血液もサラサラときれいだって・・・！！

夫の問題は心房細動らしき痙攣だったとの診断でした。

ごく軽い痙攣でしたけど、それが不整脈の引き金になる事があり、不整脈はさらに脳梗塞を起こす事があると、

それでこれからずっと薬を飲み続ける事になりました。

検査中に人工的に大きな痙攣を起こさせた為、ずっと飲み続ける薬以外にもいくつかの薬が処方されました。

でもそれが強すぎて却って息苦しく動悸すら感じる事を伝えると再びER受診となりました。





現在は薬を減らして様子を見ている状態ですが、まだ時々胸苦しい事があるようです。

心臓疾患による胸苦しさではなく、予後の為に処方された薬の副作用です。

あまり無理はさせられませんが、薬に身体が慣れるまでの時間もかかるのかと思っています。





お葬式に入院、思いがけない出来事に3週間を越えた東京生活になりました。

6日にやっと七二会に戻る事が出来ましたけど、何時もは半分で交代する長距離運転を

今回は最後の30分程だけ代わって貰って来ました。

まだこの先当分コキ使う予定ですから、今くたばられては困るのです(笑)

時々は優しくしなくちゃいけないのかと暗澹たる思い（－－；





3週間ぶりの七二会は、あちこちでクロッカスが咲いたり春めいていました。

今季は冬をたっぷり堪能する余裕が無くて残念でしたけど、明日からはまた少し寒さが戻るようですね＾＾





20日には納骨だの色々とあって再び吟も一緒に帰京予定ですが、それまで自然に囲まれた七二会で、

少し気持ちをリフレッシュさせたいと考えています。

毎晩お葬式の頃の夢ばかり見るのです。

父を懐かしむとか悲しむ夢ではなくて、人が来るのに準備が出来ていないとか、食事の数が足りないとか、

まるで運動会や遠足に遅刻しそうになって焦る夢に近いものです。

まだ気持ちが平らになっていないのかもしれません。





ストレスにあまり耐性の無い私としては結構良くやった方だったと思ってます＾＾

当たり前の日常へもどりつつある・・・と思いたい私です