1994年にアメリカから独立した太平洋に浮かぶ小国パラオ共和国の国旗である。
見て判る通り我が国の国旗にそっくり。
それもそのはず日の丸を元に作られたのだから。
白地に赤ではなく青地に黄なのは海に浮かぶ満月を表したもの。
また若干左よりになっているのは日本に遠慮してとのことらしい。
第一次世界大戦が終結した1914年から、太平洋戦争で日本が敗戦するまでの31年間パラオは日本領だった。
今でも日本統治時代を懐かしく思うパラオ国民は実に多い、日本風の名前も多く初代大統領もナカムラ大統領だ(もちろんパラオ人)
日本が敗戦しパラオにあった日本式の神社や学校の二ノ宮金次郎像が米軍によって取り壊された。それを見てパラオ人はおおいに悲しんだという。
パラオに於いて日本は本国と同じようにインフラを整備し学校も作り教育した。
それをパラオ住民に無理やり強要したという人もいるが、
この国旗を見ればいかにパラオ国民が日本を愛しているか判るだろう。
1995年の独立1周年の際にこんな残念なエピソードもある。
パラオ銀行の創設者、増田俊男氏談
「村山内閣が誕生した1995年の10月1日、パラオでは独立1周年を
祝う式典がくりひろげられた。
各国の元首から祝電が届き、米国海兵隊のパレードやチャーター機で
乗り付けた台湾の歓迎団、アジア諸国の民族ダンス等が式典場のアサヒ
グランドを埋めつくした。
一年前の独立達成の時、日本の国旗が空に輝く太陽であるのに因んで、
パラオは大海原に浮かぶ月、紺碧の海に黄色の月を国旗にする事を決めた。
この日各国の代表が振る色とりどりの国旗の中に日の丸の旗は無かった。
そして全パラオ人が待ち望んだ日本政府からの祝電を読む声は遂に
聞くことが出来なかった。
私より何百倍もナカムラ大統領は悲しんだ。私に同伴して式典に出席した
江尻真理子氏と私は金持ちになった日本人ではなくパラオのペリリュー島の
激戦で戦死した日本兵1万2千名の精霊を代表して日本政府の無礼を
大統領に深く陳謝した。
悲しみと、怒りに大統領の指がわずかに震えていた。
二宮尊徳と日本の心はマッカーサーに破壊されたままなのかと思った。」
この後も現社民党の辻元清美は日本とパラオを引き離そうとしている。
現タミイ大統領は親日で日本の常任理事国入りも首相の靖国参拝も支持している。
社民党にしてみれば中国韓国に申し訳が立たないのだろう。
このパラオだけではなく同じように日本に統治されていた台湾も親日国家である。
日本統治時代を経験した国で一国だけ反日の国がある。
そう、すぐ隣の国大韓民国である。
なぜ韓国だけが日本の統治時代を非難し歴史を捏造してまで反日運動を続けるのか?
その話はまた次回の機会に。
この次こそ竹島問題について語ってみたい。 たぶん語ると思う。