夢で逢いましょう

全盲のＧさんが読んだ（聴いた）本
すごかったよ！！と教えていただいたので
私も図書館から借り、一晩で読み終えました・・・






（乞食の子）
頼 東進という方の自分の人生を綴った本です
台湾で、全盲の父と重度の知的障害の母との間に生まれ
家もなく二歳ぐらいから父に付き添い物乞いをする

姉と二人で両親に代わり幼い兄弟の面倒を見ながら
１０歳で小学校に入学、その後苦学して中学校に！！

その幼い兄弟１２人は戸籍さえ無かったのです
その世話から物乞いと日々の生活に追われ
それでも寝る間も惜しんで勉強します・・・
自殺未遂もあったりと、過酷な人生が綴られています

読んでいて胸が苦しくなるほどに彼の人生は壮絶なもの！！
それでも、悔しさや惨めさをバネに逞しく成長して行きます。

１９９９年には台湾各界で活躍する青年１０人に贈られる
（十大傑出青年）に選ばれます


今も彼は日々努力を惜しまず、真面目に働き、結婚もし
父の遺言通り、知的障害のある母と弟の面倒を見ています


Ｇさんに、読み終えましたとメールをしたところ
すぐ返事が返ってきました

（わー読んでくれたの？今度会うとき一緒に本の話で
盛り上がりましょうね！！）

Ｇさん曰く、彼の壮絶な生き様からしたら
私の目が見えないことなんてどうって事無いよね！！

いいえ、Ｇさん貴女もすごい女性です！！
生まれながらの全盲でありながら、仕事をし
誰にも頼らず自立した生活をしていらっしゃいます


五体満足でありながら、いつも不平不満を言い
大事に育てて貰いながら、誰かのせいにし
そして切れる人間のなんと多いことでしょう・・・

どんなに過酷な人生であろうといつも両親に感謝の
気持ちを失わない乞食の子のその人、頼 東進さん

貴方のような方にお会いしてみたいです。