わんこの年金教室

ぽぽです。

今日は「寡婦年金」のお話。

縁起でもないお話で、申し訳ないですが、あまり
知られていない存在と思いますので、ご紹介させて下さい。

国民年金からの「遺族」のための年金というと「遺族基礎年金」ですが、
この年金の特徴は、受け取れる方は
「１８歳の３月３１日までの子供さんのいる奥さん」
「１８歳の３月３１日までの子供さん」に限られることです。

すると、子供のいない妻は？成人なさった子供さんは？
ご主人は？ご両親は？・・・となりますが、
この方々には「死亡一時金」というささやかな一時金が
支給となります。

故人（夫・妻・父・母・子供など）が３年以上保険料を払っていることが条件で
受け取る一時金も１２０，０００円から３２０，０００円と極ごく小額です。

ただし、子供のいない妻には、もう一つ選択肢が広がり、
「寡婦年金」が選べます。

亡くなったご主人が、
・２５年以上保険料を支払った（免除の期間を含めても可）
・「障害基礎年金」をもらっていなかった
・「老齢基礎年金」を６５歳より前に前倒しでもらっていない
条件を満たされておられること。

更には、お二人の
・結婚生活が１０年以上（事実婚も認められますよ）
であることも条件となります。

年金の額は、亡くなったご主人が受け取れる予定だった
「老齢基礎年金」の４分の３です。

受け取る期間は、妻が６０歳から６４歳の５年間

（妻の「老齢基礎年金」が６５歳になので、
６５歳までの補填のような存在の年金です。）

仮に、亡くなったご主人が４５歳で
保険料をちょうど２５年払い済みでいらっしゃると、
年額おおよそ３８０，０００円の「寡婦年金」が
６０歳から６４歳の５年間支給となります。

ちなみに、当初「１８歳の３月３１日までの子供のいる奥さん」
だった方にも権利があります。

「遺族基礎年金」が受け取れる間はそちらの方が
高額なので「遺族基礎年金」が受け取れる期間は、
「寡婦年金」はもらわないのが普通です。

でも、６０歳時点で、子供さんが皆さん大きくなられて
「１８歳の３月３１日」を過ぎておられる場合は、
「寡婦年金」を選ばれるのも一つの方法です。


＊ここでの「妻」は厚生年金の期間が無い、または、
とても短いが前提です。


↓面白いです。タイトルが一部ちょっと過激（税金・年金払わずに！）ですが、
内容は、合法的なちゃんとしたものです。実生活にも応用出来そうですし・・。
　　


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