カテゴリ:徒然に
桜が心を和ませてくれていますね~
自宅近くの須磨裏公園に行ってきました。 ここは一の谷の合戦があったところです。 敦盛塚もあります。 今年は、素敵なイラストで表現された敦盛に胸が躍ります 平家物語に語り継がれる悲運の若武者「平敦盛」 平清盛の甥として、笛の名手として、美男子の誉れの高い敦盛は 義経との一の谷の合戦で、わずか16歳で須磨浦の海に散りました。 源氏に追われた際、大切な家宝の笛を忘れたことに気づき 海上に浮かぶ船に乗り遅れてしまった敦盛は 源氏の武将、熊谷直実に、覚悟を決めて勝負を受けます。 直実は、そのあまりの若さと、 自身の息子も16歳で戦で命を落としていることから 首を討ち取るのを躊躇しますが 敦盛は、「お前のためには良い敵だ、名乗らずとも首を取って人に尋ねよ。 すみやかに首を取れ。」と答え、潔く最期を全うしました。 直実は、その後、世を哀れんでこんな歌を詠みます。 『人間五十年、化天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり 一度生を受け、滅せぬもののあるべきか』 直実の、悲しみや哀悼だけでなく、命に対する慈しみや 武将として生きた日々の中でみつけた、命への畏敬の念を感じます。 桜は、そんな私たちの日々の心情を知る由もなく 今年も満開を迎えました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年04月11日 11時47分53秒
コメント(0) | コメントを書く |
|