被災地からの伝言
仙台に暮らすアロマセラピスト仲間のナースに少しでもと被災地に送った救援物資が、友人たちにも無事に届いたよ、と知らせるメールの中に被災地の現状を伝えてと、転送されてきたメールその内容を共有したいと思います 「手にとった1つ1つに暖かい気持ちを感じました。 中に入っていた新聞紙を見たら神戸新聞。 家族と、神戸からの支援物資だねと、ありがたいねと。 中でも直ぐに使わせて頂いたのが意外かもしれませんがワセリンでした。 4歳の姪っ子はあの震災からお漏らしをするようになりました。 津波の恐怖感がつねに心にやきついているのだと思います。 姪っ子の家は津波で流されてしまいました。 そのうえ、震災後しばらくはあちこちに遺体があり、 身近なひと達の死に直面したり、友達との急な別れ、 そして大好きだった幼稚園の終了は, 小さな子供の心に大きなキズを与えてしまったのでしょう。 お尻がタダレてしまったり, 性格が一時的にわがままに攻撃的になってしまったり。 切ないです。」 「いま南三陸町には兵庫県から役場の仕事のバックアップをしに 県や市役所の方が来て下さっています。 阪神淡路大震災を経験されているのでいろんなアドバイスをしてくれたり、 こんなこと手伝わしていいの? ということまで率先してやって下さっています。 それにおとなしい東北人ばかり? なため元気な関西弁に励まされています。 私のまわりに,こんなにも沢山の関西の人達の支えがあること、 本当に感謝にたえません。」怖い体験をして、不安な状況に置かれている小さなお子さんへの影響の大きさおとなしい東北人に交じって、元気な関西弁が励みになること小さなメッセージさえ、しっかり受け取ってくれているこうして、被災された方たちから教えてもらえることは、どんなケアをすればいいのかと考える大切な情報になります。『タッチ』の著者、マイアミ大学でタッチリサーチ研究所を率いるティファニー・フィールド女史は、タッチに関するたくさんの研究を発表し続けていますがその1つに、アメリカでのハリケーンで親を亡くしたり被害にあった子どもたちへのタッチの効果についての発表もあります。1か月間、8回のタッチケアを行ったところ、受けなかった子どもたちよりも早く、不安や抑うつなどの気分が改善しストレスホルモン値も低くなり、PTSDの症状が早く改善したという報告です出来るだけ早く、避難所に暮らす子どもたちや、被災され心に傷を負ったお子さんへの”タッチケア”もすすめていきたいと思っています。今は、毎日その準備に余念がありません。スクール講師としてのテキストを作り、避難して来られた家族へのアロマの提供人に寄り添っていくケアは、どんどん形を変えて導いてくれるようです