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カテゴリ:現代詩
近所の
子供が ひとり 玄関先で 泣き叫んでいる 喧騒ダナ いつも だったら なんの気なしに 通り過ぎてしまう できごとに ふと立ち止まった 自転車を 降りて 泣き叫ぶ 女の子に 声をかけた 「どうしたの?」 「おにいちやんが ドアをあけてくれないの」 玄関先で へたり込んでいる へたり込んでいる 彼女にあわせて ぼくも へたり込む すると もうひとりの ぼくの小学生の 女の子が 出てきて 「いっしょに いてあげるね」 といった しばらく 小学生の 女の子のぼくは 彼女の おともだち になった 家から アイスクリームを ひとつ 持ってきて ふたりで わけわけ して 食べた そうこう しているうちに 母親が やってきて 怪訝な目つきで ぼくを 「しかと」 した ぼくは 「しかと」 されたり することに 耐えられないので ぼくは ふかく 傷ついた でも ぼくは ぼくからは 決して 「しかと」 しないぞ ぼくの 小学生の女の子も 「しかと」 しない ぼくの 小学生の女の子は エライ 決して 「しかと」 しないんだもの お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/24 07:34:44 AM
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