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最初、学生のときに、私は自分のためだけの自由を欲した。夜遊びをしたり、好きなものを読んだり、どこへでも自由に行くという、つかの間の自由だ。その後、一青年としてヨハネスブルグにいたころは、自分の可能性を実現する実現させる自由や、生活費を稼ぐ自由、結婚して家庭を築くといった基本的で尊厳ある自由を欲した。合法的な生活を邪魔されない自由を欲したのだ。
しかし、しだいに私は気づいていったーーー私だけではなく、私の兄弟姉妹も自由ではないと・・・そのとき、自分自身の自由への渇望は、わが同胞の自由を求めるというより大いなる渇望となった。 威厳と自尊心を持って生きる自由をわが同胞にもたらしたい。そんな願望が私の人生を活気づけた。 この願望のお陰で私は、おびえた若者から大胆な若者に変貌し、法律を守る一弁護士から犯罪者となるよう駆り立てられ、家族を愛する夫から家のない男に転じた・・・私は人よりも徳が高く自己犠牲の精神に満ちているというわけではない。 しかし、わが同胞たちが自由でないことを知っている以上、私に許された乏しい限られた自由すら、享受するわけにいかないことに気づいたのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/07/16 11:25:59 AM
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