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カテゴリ:現代詩
太陽が死ぬ
間際に 発する吐息 は ぼくを訳もなく 苦しめる 窓から 吐息が 差し込んで 厭でもぼくを関わらせ 厭でもぼくを 引きずり込む ああ 太陽が死ぬ そのときに ぼくも 死にたくなるんだ 西日 魔がさす そのときに 電話が鳴って ぼくをたたき起こすんだ 太陽が死ぬ その少しまえに 吐息から 救い出してくれた あなたの声は ぼくに目覚めを与え そうしてぼくに行動を与え 西日 その光りは危険だ ぼくは 言語によって 扉を開け あなたとの結びつきを確認した むしろ 闇の中に 真実の光りが 存在する 西日 に気をつけろ 太陽が死ぬ 吐息が かかるから むしろ 闇を 選択せよ そこに 希望が 見出されるから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/08/21 10:32:07 PM
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