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カテゴリ:現代詩
ことばを馬鹿にしちゃいけないよ
という 超売れっ子詩人の BJだいちの 警告を無視し 自らを ゼロクリヤーすると ノートに書きつけていたぼくは その後 数奇な運命を 担うこととなってしまったんだ 搾取されている! 母は娘を見て そう思った 半分に割られた レモン のように そのレモンの柔らかい部分を レモン搾り器のガラスの突起に グサリ と突いて グリグリ グリグリ パワーハラスメントした 回されて 回されて輪姦 されて 捨て去られた 搾取されている! 娘の搾り取られた汁を いっき飲みする男 を母は いきなり 後頭部 一撃 撃沈 した男 ざまあみろ 更に また 一撃 撃沈 また更に 一撃 撃沈 チーィーン と鐘が鳴って 男は血で薄汚れた 顔半分 頭半分 半欠けの異様な姿で 真っ赤に 笑いながら しんでいる それでも 治まらず 母は 全体重のせて 男の顔面 ぶっ潰す すり潰す ごく潰す 梅和えにして 隣人の朝の食卓へ 出している 知らないほうがいい そのほうが陳腐じゃない ことばを新たにつくるから その分もっと 多くのヒトに 受取ってもらえるから 知らないほうがいいに 決まっているんだ でも 馬鹿じゃ ダメだ おりこうでいて それでもっと 知らないでいて欲しい ぼくは数奇な運命を担っているらしい だからね ぼくはあらゆるおんなを あいしてゆけるかも しれないんだ 超売れっ子詩人の BJだいちのように ね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/16 07:38:17 AM
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