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いつもアホアホな日記ですが、 最近の日中関係の悪化について、中国に住んでいる日本人としてやはりひとこと言わなくてはと思います。
私は高校生の時2回、北京の「抗日記念館」へ行った事があります。先輩は中国の老婦人にコップの水をぶっ掛けられました。 大学時代の北京留学中、私は一人で南京へ行き、「南京大虐殺記念館」へ行きました。一人はさすがに勇気が要りましたが、中国人のあの戦争に対する見方、考え方を知っておかねばならないと思ったからです。 今、中国一部地域でアサヒビールとかスーパーの店頭から一斉撤去とか、全国的な日本製品不売運動とかかなり激しいことになっていますね。 杭州の私の周りは今のところ一応平穏ですが・・・。 大体、中国は歴史教育が偏り過ぎているのも問題だと思います。小泉首相が靖国神社を訪問したとかしないとか、そういった政治的なことはここでは語りませんが、中国は感情的に極端なところばかり焦点をあてるのではなく、冷静に教育してほしい。知っていますか?中国の歴史教育の中身。教科書を見たことがありますが、日本の教科書の何倍も割いて日中戦争の詳細な内容が書いてあります。実事を学ぶことは大事ですが、あれでは反日的な感情が少年少女の時代からしっかり植えつけられてしまうのは必然です。そしてメディアの過剰な報道は半日感情を煽るだけ!!過去の歴史を学ぶことは大事だけど、今後もっと友好的な関係をお互いに築いていくための教育も同時にするべき!! しかし!日本もきちんと事実は事実として教えるべきです。確かに現代を生きる人々が直接関わったことではありませんし、できれば世々代々に伝えたくない過去ですが、侵略しようとしたのは日本からだし、悲惨なことを2度と繰り返さないためにも過去の過ちを忘れてはいけません。 誰もが知るように、戦時中日本は中国でひどいことをたくさんしました。731部隊の人体実験(森村誠一の『悪魔の飽食』が詳しい)や大量虐殺、従軍慰安婦は人のすることではありません。 逆に、戦後に中国に残った日本人が中国人からいじめを受けたり、殺された事実もあることを知らない人は多いです。 中国人の友人一人一人と接するととてもフレンドリーですが、この歴史問題に関してはとっても敏感。 周恩来総理が日中国交正常化の時に言った言葉、 「前事不忘 後事之師 以史為鑒 開創未来”(前の経験を忘れず、後の戒めとする 歴史をもって鑑となし、未来を切り開く)」 これは決して日本にとってのマイナスなイメージのある言葉ではありません。キレイ事抜きに、この言葉の意味は深いと思います・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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