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みかん星人9944

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standing by the wes… 87orangeさん
2005/04/16
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 今日土曜出勤ですが、午後からなので日記書いちゃいます。

 先日杭州で、日本人向けの健康講演会「いかにして病気にならないようにするか」が開かれ、参加してきました。まず日本にいたらこういった無数にある講演会に参加することはないのですが、杭州にいると貴重な催しと感じます。


 講師の先生は寄生虫の研究で有名な藤田先生通称「カイチュウ先生」
自らの腸に回虫(キヨミちゃんと名付けてた;)を住まわせる程熱心な専門家です。

 前半は、中国に滞在する日本人がかかり易い病気や予防策、病気別死亡率などの話でしたが、正直眠くてあまり覚えていません。

 ところが後半の寄生虫関連の話になると、先生の目が別人のように生き生きし始め、言葉にも熱が入り、参加者も興味津々に聞き始めました。

 ガッコウ虫という寄生虫、この話は特にリアルでした。

 ガッコウ虫は、もともと犬や猫などの動物に寄生しますが、害は全くありません。しかしひとたび人間の体内に入ると、皮膚の表面を移動し、驚かせます。「動くコブ」と呼ばれます。
 おしりの表面を移動する分にはさして害はないのですが、顔面、頭に入り込むと、脳に移動する可能性が高いので危険です。

 格闘家で有名なチョウシュウリキ(私は格闘に詳しくないので知らなかったけど)が、このガッコウ虫に寄生され、藤田先生を訪ねた事もあります。
 ガッコウ虫がチョウシュウリキの顔面を移動し、目にいた時の写真を見せてくれましたが、腫れあがった目の周辺写真は非常に気持ち悪く、思わず目をそむけてしまいました。ば、バケモノーーー(>_<)


 他に興味深かったトピックは、

「嫌いな人と食事をすると免疫力が低下する」

なるほど、食事は楽しくおいしく食べなくてはいけませんね。せっかくおいしくて栄養のあるものを食べていても嫌いな人と一緒だとおいしいものもおいしく感じないばかりか免疫力まで落とさせるとは。恐るべし。

「1日1時間笑うと免疫力が向上する」

リウマチ患者を集め、病院で「林家木久蔵の落語を聞かせる」と「リウマチに一番効く薬を飲ませる」部屋に分けて実験したところ、1時間後落語を聞いた患者たちのほうが免疫力が上がったそうです。ただ、引き続き3時間落語を聞かせたら免疫力の下がった人が出てきたそうで、「何事もやりすぎはまずいんですね」と藤田先生が言うと会場にドッとウケてました。



 この講演会の藤田先生による結論、

「適度な不衛生は健康につながる」

日本人は抗菌、衛生面で気をつけ過ぎて、かえって免疫力を失ってきていると。適度な不潔は実は免疫力を養う上で重要なんだと。


 話は戻りますが、そういえばあのスーパーモデルのナオミ・キャンベルはお腹に回虫を住まわせスタイルを保っていると言います。ダイエットのためにわざわざ回虫を体内に飼う勇気は凡人のわたしにゃありません・・・。

 ちなみに、藤田先生の腸にいたキヨミちゃんはご臨終され、今は何代目かの回虫が住んでいるそうです。


藤田紘一郎(カイチュウ博士)
ふじた・こういちろう 東京医科歯科大学教授。昭和十四年中国東北部(旧満州)生まれ,三重県育ち。東京医科歯科大学医学部卒業。東京大学大学院にて寄生虫学を専攻。テキサス大学で研究後,金沢医科大学教授,長崎大学医学部教授を経て,六十二年より現職。専門は寄生虫学,熱帯医学,感染免疫学。日米医学協力会議のメンバーとして,マラリア,フィラリアなどの免疫研究の傍ら,「寄生虫体内のアレルゲンの発見」「ATLウイルスの伝染経路の発見」など多くの業績をあげる。「笑うカイチュウ」「恋する寄生虫」「清潔はビョーキだ」など著書多数。日本寄生虫学会賞,講談社出版文化賞,日本文化振興会社会文化功労賞および国際文化栄誉賞受賞。





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Last updated  2005/04/16 11:46:23 AM
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