和希ちゃん8383のブログ

2007 日本
ヒューマン、ドラマ

監督
松尾スズキ
Cast
内田有紀
宮藤菅久郎
蒼井優
りょう
大竹しのぶ

ストーリー
佐倉明日香は28歳のフリーライター。
ようやく手にしたコラムの執筆は行き詰まり、同棲相手の鉄ちゃんともうまくいかずすれ違いの日々。
そんなある日、明日香は気付くと真っ白な部屋のベッドに寝かされ拘束されていた。
やってきたナースに「アルコールと睡眠薬の過剰摂取により丸2日間昏睡状態だった」と説明されるが、記憶があちこち欠如していてよくわからない。
強制入院で閉鎖病棟に隔離され、主治医と同棲相手の2人からの許可がないと退院出来ない上、周りの人々もまとも？ではない様子｡
そんな中で明日香はとまどいながらも暮らしてゆく…｡





芥川賞候補になった松尾スズキ自作小説の映画化作品｡
原作者と監督が同じということで不思議な松尾スズキワールド全開となっている｡
コメディ感溢れる中にリアルな等身大の｢人間｣達｡
閉鎖病棟のヘビーな日常もサラリと爽やかに描かれている｡





my評価6点(10点満点中)

「類は友を呼ぶ」という言葉があるけれど、なんかそんな感じです。

主人公の明日香は一見、バリバリ働く真面目なキャリアウーマンに見えましたが、中身も過去も実はまったく違う。
テキトーに生きて、遊び回って、見た目にもまぁ多少の自信があったのかレースクイーンをやってみたり、お金の為にヒョイっと風俗嬢になってみたり...。
自分も真面目にバリバリ働いたりしましたが、そんな時ばかりではなかった。
テキトーに生きて、遊び回り、それなりに火遊びもおイタもしました。笑

明日香の彼氏の鉄ちゃんを見ていても、あーこーゆー奴、昔、居たなって思います。笑
もしかしたら今はもう連絡先もわからず、生きてるかどーかもわからない人達の中の誰かは、こーやってクワイエットルームなり更正施設なりに入ってる奴もいるのかもしれません。

この作品は主人公とクワイエットルーム内の人々の違いを描いてるわけじゃなく、自分の立ってる所と彼らの立ってる所は紙一重で、こっち側に来たり向こう側へ行ったりするのは簡単なのだということなんだと思います。
みんなつまづいて悩んだりするけど頑張ろうよ！！腐るなよ！！って言われる気がする作品です。

しかしこの作品の蒼井優、そーとー細い。
でも今まで見た中で１番綺麗です。



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