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カテゴリ:映画(こ)
2011 日本 アニメ、ヒューマン 監督 宮崎五朗 Voice 長澤まさみ 岡田准一 風間俊介 竹下景子 ストーリー 昭和38年、横浜。 港南学園高等部2年、松崎海の住む「コクリコ荘」は下宿屋をやっている。 主人は祖母の松崎花だが、海は花の代わりに、そして仕事で家には滅多に帰らない母、良子の代わりに、毎朝、誰よりも早く起きて、階下の父の写真に花を添え、水を変える。 そして忘れてはならないのが、海の見える庭から信号旗をあげること。 意味は「安全な航海を祈る」。 それが終わると皆の朝ご飯を作り、自分もご飯を食べると、登校する。 そんな日々の中、学園では、カルチェラタン紛争が起きていた。 カルチェラタンは元々は旧校舎だったが、今では様々な部活動が集まる場所となっていた。 そのカルチェラタン紛争の中心人物だったのが、高等部3年「週刊カルチェラタン」を執筆している新聞部部長である風間俊。 海が密かに想いを寄せている人だった...。 原作は1979年に発表された原作者、佐山哲郎、画、高橋千鶴による同名マンガ。 タイトルの「コクリコ」はフランス語で意味はひなげし。 また主人公・海のアダ名、メルは、海を表すフランス語「ラ・メール」をもじったもの。 「カルチェ・ラタン」はパリに実在する地名で、教養の高い学生達が集まる場所として知られている為に、作品の中で洋館の校舎を指す言葉として使われている。 また昭和38年は戦後18年目にあたり、主人公達の年齢から逆算すると彼等は皆、戦災遺族や戦災孤児である事がわかる。 その様な時代背景と主人公達の親に当たる人々がどの様に生きていたのかも作品から感じ取れる様になっている。 このあたりは戦史や軍事、戦闘機などの乗り物にも詳しい宮崎駿が脚本を担当した事からも納得出来る事である。 my評価5点(10点満点中) 嫌いではないが、ピンと来なかったと言う表現が一番しっくりきます。 年配の方に言わせるなら、いわゆる「今時の子はやる気がない」とか「今時の子は夢がない」とか言う様なもので、私はカルチェラタン紛争の様な物に参加した事も、興味を持って熱心になった事もないのです。 だからピンと来なかったのです。 だからと言ってつまらなかったわけではなく、戦災児であるがゆえの苦悩なども上手く描かれていて、それが淡い恋心と重なる様に描けるなんて、なんと素晴らしい!!と感じました。 アニメですが子供向けではないですね。 歳を取れば取るほど面白く感じそうです。 コクリコ坂から /宮崎駿 スタジオジフ゛リ コクリコ坂から 横浜特別版 [初回限定生産] / アニメ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.12 01:10:16
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