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カテゴリ:映画(け)
1994 アメリカ アクション、サスペンス、アドベンチャー 監督 カーティス・ハンソン Cast メリル・ストリープ ディヴィッド・ストラザーン ジョゼフ・マゼロ ケヴィン・ベーコン ストーリー 数日間の予定で川下りへとやって来たゲイル。 息子のロークと飼い犬のマギーも一緒だった。 しかし本当は家族揃ってのはずだった。 ゲイルの夫・トムは家族での時間よりも仕事を優先し、来なかったのだ。 仕事が大切な気持ちも分かるが、家族の時間も大切だ。 そして、元々川下りのガイドとして働いていたゲイルは川が好きだった。 もしもトムと結婚していなかったら、仕事を続けていたはずだった。 そんな想いはゲイルの中で膨れ、離婚も考え始めていた。 そんな川下りの準備中、ウェイドという若者と出会う。 ウェイドは友人のテリー、フランクと川を渡るのだと言う。 その時、来ないはずの夫・トムが仕事を切り上げてやって来た。 でも家族のギクシャクは、そう簡単には直らず、そのまま川下りをスタートさせるのだった...。 撮影はすべて本物の川で行われ、なおかつ、アクションシーンのほとんどはメリル・ストリープ本人が行ったという意欲的なラフティング・アクション。 彼女は今作でのアクションシーンの為に、体重を増やし、筋力トレーニングに励み、オリンピック代表選手からボートの操縦を学んだ。 撮影はモンタナ州クートネー川、フラットヘッド川、コロラド州ルビー渓谷、オレゴン州ローグ川などで行われた。 アメリカでは急流はランク付けされており、初心者向けのランク1~かなり危険で場所によっては、川下りしてはいけないとされる激流ランク6まである。 my評価7点(10点満点中) 珍しいタイプのアクション作品です。 ラフティングです。 私、まったく泳げないんですよ。笑 それでもやってみたいな~、いーなーと思います。 この作品はアクションであり、サスペンスであり、アドベンチャーなんですね。 ですが、ハッキリ言ってしまうと、サスペンス要素はラストの「ガントレット」を下るまでの伏線でしかありません。 サスペンスの王様、ヒッチコックには怒られるかも。笑 で、何よりオススメポイントなのは、主演のメリル・ストリープですね!! あるハリウッド俳優が、メリル・ストリープやヘレン・ミレンを絶賛していたんですが。 その理由が「年齢に見合った仕事をしているから」だそうです。 メリル・ストリープも若い頃は、若い夫婦の役やいつまでも若々しくいたいという美貌を重視する女性の役をやってましたが、近年は熟年夫婦の役や、マーガレット・サッチャーなど年齢の高い女性の役を演じてますね。 それは自分の年齢を知り、自分に見合った仕事をしているという事です。 それで今でも主役として、現役バリバリなんですね。 そのハリウッド俳優いわく、「主役のオファーが来ない」と文句ばっかり言ってるハリウッドスターが多いのだそうで、そいつらは「40代~50代にもなって、いつまでも20代の役をやりたがる。」んだそうです。 この時メリル・ストリープは45歳くらい。 ゲイルは、息子の年齢を考えても40歳くらいでしょう。 ある程度の年齢を重ねた感じはきちんとあり、でもまだまだ健康的で若々しい身体といった感じです。 この感じが作品にマッチしてるんですね。 もしも20代の女性が主役だったら、「川下りを舐めている」「若気のいたり」「若いから失敗を恐れず出来ること」になってしまいます。 逆に50代の女性だったら不安です。 肉体的に大丈夫?みたいな。笑 年齢的にも、肉体的にも、ラフティング好きとしての経験もある(という役)30代~40代はベストですね。 そしてスレンダーよりも、少し豊満で健康的、普段は子持ちの主婦感。 すべてが良い塩梅で、メリル・ストリープの為の脚本の様です。 そしてメリル・ストリープはこの作品のアクションシーンを自分でやっていますから、もうかっこよすぎる!! ケヴィン・ベーコンも好きなんですけど、とにかく今作はメリル一色です。 さすが演技派女優! 残念ながら、彼女以外は印象に残らないんですね。 ストーリーを冷静に考え、バランスを考えるなら駄作かもしれません。 サスペンス要素は陳腐ですし。 ラフティングもずーっとではなく、穏やかな川のシーンもたくさんありますから。 ですが、とにかく自然の迫力が満点で、とにかく魅力的です!! 川の魅力、ラフティングの魅力、メリル・ストリープという女優の魅力。 そして珍しい題材。 ぜひオススメします。 激流/メリル・ストリープ[新品] 【中古】激流 DVDメリル・ストリープ 【中古】DVD▼激流▽レンタル落ち【10P01Mar15】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2015.03.23 15:53:21
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