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カテゴリ:映画(こ)
1996 アメリカ ヒューマン 監督 リー・ディヴィッド・ズロトフ Cast アリソン・エリオット エレン・バースティン マーシャ・ゲイ・ハーデン ウィル・パットン ストーリー 刑務所に服役していたパーシーは5年の刑期を終え、出所した。 しかし故郷へは帰らず、メイン州ギリアドへと向かう。 ギリアドは「あまりの美しさに神が降臨した地」とインディアンの伝説に伝えられるほど、森に囲まれた美しい場所だった。 この町の保安官のツテで「スピットファイア・グリル」という老婦人ハナが一人で切り盛りする店に勤める事になったパーシー。 ところが田舎町というのは、閉鎖的でよそ者に厳しかった。 パーシーがなぜこんな田舎町にやって来たのか? 好奇の目を向ける人々。 そして、冷たい態度を取る人々ばかりだった。 特にハナの甥・ネイサムは、パーシーの過去に疑惑を持ち、強い猜疑心を抱いていた。 そんなある日、ハナが転倒し、寝たきりになってしまう。 まったく料理の出来ないパーシーは、一人で店を切り盛りしなくてはいけなくなったのだが...。 第19回サンダンス映画祭で観客賞を受賞した作品。 その為、複数の配給会社による競争入札が行われた。 しかし興行収入は600万ドルと失敗に終わっている。 原題は「THE SPITFIRE GRILL」。 作中、パーシーが働く事になる店の名前であるが、由来は第二次世界大戦で活躍した戦闘機の名前である。 my評価4点(10点満点中) 風評はなかなか良いですね。 私も悪くはない作品だったと思ってます。 しかし、特別面白くもなかったなというのが、正直なところです。 「この森で、天使はバスを降りた」という邦題が、いかにもらしく、どんな天使なのか?と期待しましたが、まぁ可もなく不可もなく。 てゆーか、人間!!笑 ネイサムはむちゃくちゃ嫌な奴でしたが、それでも町で、はみだし者でもないし、特殊な人間でもなかったです。 この辺りがいかにも田舎町っぽかったです。 典型的な「よそ者に敵意を持つ田舎町の住人」でした。 そもそもこの作品は何が言いたかったのでしょうね? 犯罪者=悪人ではないよって事でしょうか? だとしても、それを証明する代償が、でかすぎやしないでしょうか? ネイサムのその後が、今までと特に何も変わらない事を否定している人が居ましたが、たぶん、パーシーと同じく、彼は「悪い事をしたかもしれないが、悪人ではない」ということなんでしょうね。 「天使」とはまた大げさでしたが、確かに彼女は悪人ではなかったです。 でも、それは観客ならば、作品の始めの方から気付けると思います。 映画としてはもう少しパーシーというキャラクターを過激に描いてほしかったですね。 過激に描いて、心の内は、寂しさや悲しさや恐怖で、観客も最初は気づけない方が面白いかと。 わざわざ田舎町という設定にしたのも、都会ならばパーシーに目を向ける人間が少ないから、話が成り立たないという事でしょう。 しかし、黙って立ってたら誰も気にしてくれませんが、大声を上げれば、誰かに喧嘩を売れば、何か行動を起こせば、都会でも成り立ちます。 つまるところ「綺麗に綺麗に」観せたいだけの作品なんですよね~。 まぁ悪い作品ではないです。 癒されたい人に、オススメしておきましょうかね? 雰囲気はそんな感じですから。 この森で、天使はバスを降りた 【字幕・吹替え】アリソン・エリオット この森で、天使はバスを降りた 【DVD】 【中古】この森で、天使はバスを降りた(ジャケットカット加工)(DVD)<アリソン・エリオット、エレン・バースティン、マーシャ・ゲイ・ハーデン> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.24 21:27:08
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