テーマ:最近観た映画。(40110)
カテゴリ:映画(こ)
今回の一言 人間の愚かさと美しさの両方を兼ね備えた一風変わったSF作品! 1985 アメリカ SFX、ファンタジー、ヒューマン 監督 ロン・ハワード Cast ドン・アメチー ウィルフォード・ブリムリー ヒューム・クローニン スティーヴ・グーテンバーグ タニー・ウェルチ ブライアン・デネヒー ストーリー フロリダの港町にある老人ホーム「サニー・シェア」。 ここに暮らす末期ガンのジョーの見舞いにアートとベンがやって来た。 3人は若い頃からの友人で心許せる仲間だった。 そんな3人は残り少ない余生を楽しむべく、時々隣にある無人の豪邸のプールに忍び込んでは泳いでいた。 その頃、フロリダの港に男女4人組が訪れ、「マンタ号」の船長ジャックに27日間船をチャーターしたいと話す。 金欠のジャックは即答した。 男女4人組はその後不動産屋と会い、あの無人の豪邸を借りる契約を結ぶ。 アート、ベン、ジョーは4人組が不動産屋と会話しているのを目撃するが、持ち主が居る方がスリルがあるとプールに忍び込むのは止めなかった。 そんな男女4人組は「マンタ号」で沖に出掛けては海底から石の様なものを拾ってきては豪邸のプールに入れる毎日を過ごしていた。 船長のジャックは一体それが何なのか訪ねるが、珍しい貝の一種だとはぐらかされていた。 一方、アート、ベン、ジョーはいつも通りプールへと忍び込んだのだが、なぜ石などプールに入れるのか不思議に思った。 あまり気にせずいつも通りプールに入ると、たちまち体に力がみなぎり、20年は若返ったかの様にエネルギッシュになってしまうのだった...。 感想 前半と後半でガラッと雰囲気の変わる作品です。 前半は85年という時代は感じるものの音楽もなかなか効果的で、ヨボヨボじいさんたちが若返り、再び人生を楽しむというなんだか微笑ましい雰囲気です。 ジジババになったからといって、人生を楽しまないのはもったいない!! でも体が言う事聞かない、だから段々と暗~くなってしまう、寂しい余生を過ごし人生を楽しめない、でも楽しみたい、いう悪循環を取っ払って、とても素敵だなぁと感じました。 うちの母も70過ぎで確かに体が言う事聞かないというのはあるでしょうが気持ち一つ変われば色々変わるのになぁ、そうしたら悪循環を抜け出して色んな事が良い方向に行くのになぁとか思いながら憧れ的な気持ちと、娘、孫世代として元気なおじいちゃんおばあちゃんを見るのが嬉しい気持ちとでホッコリとします。 そんな感じでとても幸せなんですが、中盤から女癖の悪いジョーのおかげでトラブルになります。 調子に乗り過ぎるのはダメですね!! 今作は「人間の愚かさ」も浮き彫りになっていて、末期ガンのジョーの変貌はその最もたるものです。 またジャックのパニックも同様で、「人はなぜ自分の姿形の違うものを嫌うのだろうか?」と疑問に思います。 かくいう私ももしかしたらそうかもしれませんが、なんせ地球外生命体を見た事がないので分かりません。笑 さらにジジババが20年若返って人生を楽しむのは素敵な事ですが、あんな風にこぞって我先にと人を押しのけてまでする事なのだろうか?と思います。 なぜあの石を開けたシーンに主要キャラしか残さなかったのか謎です。 プールに入った全員残して、開ければ良かったのに!!怒 感謝を忘れず、他者への思いやりを忘れず、我先に自己中に動かなければ誰も悲しまなくてすんだのに、そーゆー愚かしさが実に腹立たしいですね。 生への執着心がなかなかのもんで、醜いです。 後半はSF作品なんですが、つじつまは合ってるんですがいまいち流れがスムーズには感じないところがありましたし、そもそも何故そんな展開になるの?と謎なストーリーです。笑 でもつまらないわけではなくどちらかというと「愛すべきポンコツ作品」ですかね。 キャスト陣も実力派のベテラン俳優ばかりで楽しいですし、SF作品の側面がありながらもヒューマン作品としての側面もある変わった作品ですし、色んな雰囲気を醸し出してます。 まぁ倫理的にはちょっとおかしいので、やっぱり「愛すべきポンコツ作品」ですかね。笑 ラストシーンなんか話がぶっ飛び過ぎて意味不ですし。笑 いずれにしても楽しめると思いますし、特に映画好きにはキャスト陣の豪華さがオススメです! my評価6点(10点満点中) 概要 後に「ビューティフル・マインド」や「ダヴィンチ・コード」などで大活躍となるロン・ハワード監督のSF作品。 今作に登場する地球外生命体はアンタレス星人で、アンタレス星からやって来ている。 アンタレス星人は知的レベルが高く、地球人より遥かに種としての能力も高い。 そして地球人に全く敵意がなく、むしろ優しさに満ち溢れた穏やかな生物である。 アンタレス星人はスパンデックスの全身スーツと特殊メイクを施された人間が演じているのをCG加工して描かれている。 第58回アカデミー賞ではドン・アメチーが助演男優賞を受賞し、他に視覚効果賞も受賞した。 コクーン■監督:ロン・ハワード//ドン・アメチー/スティーヴ・グッテンバーグ■(1985) FOX■【DVD】【中古】【10P26Mar16】 【中古】DVD▼コクーン▽レンタル落ち【ポイント10倍】 【新品】【DVD】コクーン ドン・アメチー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.29 16:03:46
コメント(0) | コメントを書く
[映画(こ)] カテゴリの最新記事
|
|