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和希ちゃん8383のブログ

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2016.04.05
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カテゴリ:映画(こ)

今回の一言
内容の濃いきちんとした問題提起作品です。

1988 アメリカ
ドラマ

監督
ジョナサン・カプラン
Cast
ケリー・マクギリス
ジョディ・フォスター
バーニー・コルソン
レオ・ロッシ
アン・ハーン

ストーリー
ある夜、BAR「ミル」から1人の男性が飛び出して来て、近くの電話BOXへ駆け込んだ。
男性は「女性が男達3~4人にレイプされてる」と必死に警察へ通報。
その間に被害者の女性は逃げ出し、道路で通りがかりの車に助けを求め、病院へと直行した。
病院で一通り調べを受け、レイプ相談の専門家と検事キャサリンもやって来た。
しかし被害者の女性サラは、飲酒していた上にマリファナも吸っていた。
事件を調べるうちに、やはりこれは「レイプ」だったと感じるキャサリンだったが、サラが飲酒とマリファナをやっていた事、さらに過去にコカイン所持の前科があった事で裁判では勝てないと感じた。
仕方なく弁護側と取引をして「過失傷害」で手を打ち、犯人達は9ヶ月の懲役となった。
しかしサラは、味方だと信じていたキャサリンが取引した事を知って深く傷つき、身も心もボロボロになっていくのであった...。





感想
ジョディ・フォスターの演技ばかりが評価される作品で、確かに凄かったとは思いますが、そこばかりが素晴らしい作品ではありません。

あの問題のシーンは良く出来ています。
ジョディ・フォスターの演技だけに限らず、あのシーンでは誰が善で誰が悪かの線引きが綺麗に分かれてるわけではありません。
作中に語られてる通り、サラの服装も確かにセクシーだったし、マリファナも吸っていたし、周りの男性達は「いい女だ」という目線でサラを見ていて、サラ自身もそれを嫌だとは感じていませんでした。
それを裏付けるように脇役の女性が「いい気なもんね」、「あの女ムカつく」と言ってます。

だけどレイプ事件と言うと必ず被害者の女性に問題はなかったか?服装はどうだったか?という話が出て来ますが、いくらどんな格好してようが素行に問題があろうが、やって良い事と悪い事は法治国家であれば決まっています。
そんな事は関係ないと思うんですよね。
レイプだったかそうでなかったか何て事は写真を見れば分かるし、泣きながら病院へと駆け込んでる時点で一目瞭然ではないのか?
そもそも「やめて」と言ってる時点で、サラが何者であろうが例え本当に淫乱女だったとしても、レイプですよね。
もしもケンみたいな人間や健全な心の人ばかりがあの場に居たなら、事件は起こらなかったかもしれません。

時々、法治国家である事が煩わしくなる時がありますが、それはこーゆー時です。
弁護士も仕事をしているだけなのですが、頭では理解しても感情がついていかない。
もしお前の娘がレイプされても同じ様に言うのか?!と怒鳴りたくなってしまいます。
つーか、法治国家じゃなければ、奴らのモノをちょん切ってしまいたくなります。怒

さらに問題のシーンは本当に異様な空気で、皆、役者さんで演技なわけですけど、実際に異様な空気になったんではないか?と感じるほどに熱がありました。
ケンがただ呆然と見てしまった事も理解出来ない話ではありません。
サリーも本当は見ていて「次はお前か?」と言われて逃げ出してしまったのも理解出来ない話ではありません。
それほどあの光景は異様で、何が正しくて何が間違っているのか?どうするべきなのか?が瞬時に判断できる様な雰囲気ではなかったと思います。
「やめて」以外に何を思えというのか?
被害者加害者共にその瞬間、冷静ではないのに、あの異様な熱の中で何も思えばよかったのか?と感じました。

てゆーかやっぱアメリカ人で野蛮。
男性が男性にレイプされる様な国だし、夜に外を歩いていて襲われても「そんな時間に歩いていたお前が悪い」と言われる様な国ですから、仕方ないのかもしれませんが、頭が少々おかしいのではないか?と思います。
世界では異常犯罪者の比率で実は黒人が一番多くて、その次が白人なんですよね。
黄色人は最下位。
日本は平和な国ですから、異常犯罪者も性犯罪者も低くて、本当に良かったです。
そんな奴らは滅亡希望なので、平和と言えどもまだまだですけどね。
いずれにせよ問題提起作品としてはかなり良質です。
そもそもこんな映画を作らなきゃいけないくらいレイプ犯罪の多い国だって事がどーかしてると思いますが。

ラストシーンはスカッとしましたが、作品自体は女性蔑視のカラーが強かったです。
これは男性が女性を見るという意味もありますし、レイプ被害者となってからという意味もありますし、サラの素行も関係していてそもそもキャサリン自体も始めはサラの事を蔑視していた様に思います。
トレーラー暮らしでろくでもない男と付き合ってて、BARにフラフラ出掛けちゃう様な女、前科もあるし、酒好きとね。
ヒエラルキーの最下層に居ますよ感ですね。
BARでも酒も入ってて、男達にチヤホヤされてちょっと楽しんでる感があって「そーゆーのが好きな女なのだろう」と感じる人も居そうですしね。

人が人を見る目というのは、時に凶器の様に鋭くなります。
私も道を外れた事のある人間なのでそーゆー目を感じた事はありましたが本当に苦しいです。
男性だけでなく女性でも誰でも人を見る目を改めて考えさせられる作品だったと思います。

my評価7点(10点満点中)





概要
アメリカの社会問題のひとつであるレイプにスポットを当てた衝撃的な社会派ドラマ作品。
アメリカでは6分に1件のペースでレイプ事件が起きており、そのうちの4件に1件は複数犯による犯行である。
またキャサリン役のケリー・マクギリス自身も1982年、事件に遭ったレイプ被害者である。
後の2009年にはレズビアンである事を公表し、2010年には同性婚をしている。
第61回アカデミー賞でジョディ・フォスターが主演女優賞を受賞。
第46回ゴールデングローブ賞でも同賞を受賞した。


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Last updated  2016.04.05 12:48:20
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