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B神父 「霊肉分離はギリシャ思想です。聖書には霊肉を分ける思想はありません。体が無ければ霊もありません」 AT注解(一つの仮説) 霊(スピリット)は物質と不可分とすれば、霊は肉体と共に死体を離れる。この肉体をユングはsubtle body(霊妙体)と呼び、普段の肉体をcoarse body(粗雑体)と呼んだ。霊妙体は粗雑体の中に潜んでいるもう一つの体である。 ここで霊に関して一つの仮説を立てたい。 「『神』が天と地を創造し始めたとき―地は形無くうつろで、闇が深淵の面にあり、『神』の風が水の面に吹いていた」(創世記1-2)とある。 無に何かが現れた。そして急速な膨張(ビッグバン)が始まり、りんご大のエネルギー・スープとなる。スープは拡張を続けエネルギーが物質へ転換し始める。 素粒子が生まれ、宇宙が、物質世界が、生まれる。 時と空間が物質にくっついて現れる。 霊も物質にくっついてこの世に出現する。 宇宙創造のときに霊も吹き込まれたのだ。物質と共に霊もいた。 素粒子も原子も細胞も自分の判断で動いている。宇宙に満ちる超越的知性から情報を貰っていると考えられる。物質は霊性を帯びているからだ。 霊性は物質の組み合わせが複雑になるほど強くなる。 霊性の強度はこれまでに三段階ある。 最初は宇宙の素が創造されたとき。 二番目は生命が創造されたとき。 三番目は人間が創造されたとき。 これは創世記でバラー(創造する)が使用されたときである。バラーは無からの創造で『神』の直接介入を示唆する。 次の段階は人類が地球を離れるときかもしれない。地球は滅び、人類は高度な霊体となって宇宙へ進出するのかもしれない。 『神』は霊体を集めて高度な霊体を製造しているのかもしれない。何のために?それは分からない。 ただ私たちは創られてしまったのだから、自分の仕事に最善を尽くし、霊性を活性化しなければならない。 それが『神』への協力となる。『神』は人間の協力を求めている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/03/26 05:21:50 PM
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