・もうそろそろ年末に収穫したジャガイモの在庫が尽きる。この時期出せるものと云えば"小ネギ"だけという状況だ。直売所といっても素のままで出して(もいいんですが)売れるような御時世ではなく、水洗いをし、ある程度水切りした後に長物のビニール袋に大体200グラム前後の量を上手く入れる。やはり一連の作業の中で一番手間取るのは収穫した後の根毟りに尽きる。去年までは水洗い同様に外での作業だったが今年からはビニールハウスの中でやるのでマシにはなった。4キロ分をそれなりに整えるにはひとりでやると、それだけでほぼ2時間盗られるのが常のようだ。先日の日記にもやりながら別の事を考えていないと、座りっぱなしで腰に来るのもあり、いくら根気強い人でもホトホト愛想が尽きるというものだ。
それが終わるとこの季節、一番避けたい外での水洗いとなる。これに関してはビニール手袋なんて便利なものでシャットアウトすることも出来るけれど、後々オロナイン軟膏やニベアのお世話になってもやはり素手でやるほうが一番良いと思っている。大規模農家は機械を使いサっとやっているのだろうが、2ちゃん農家の私だって他に買いたいものもあるし、そこまで設備投資は出来ないし、時期を過ぎると置物になり、スペースを取るのは無駄だと思うので「あ~面倒くさい」と言いつつもだらだらしながらでも手作業が一番証に合っている。顔も見えない人の口に入るものだし、出来るだけ自分の眼で見、手で感触を確かめながら、変なものは極力出さないという考え方は異業種にも通じるんじゃないかと思う。来年はもう少しジャガイモの作付け面積を広げてみるのも忘れないようにしようとここへ書いておく。
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Last updated
Jan 16, 2005 06:41:53 PM
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