立山公園で休息し、市内の風景を撮っていたところ第六感なのか変な思いつきが、6月1日が「写真の日」だし、いいタイミングかなと。上野彦馬を追ってみました。
上野彦馬が自作の写真機で最初に撮影に成功したのが、安政5年(1858)興福寺の山門。この時のモデルは松本良順。 興福寺の山門は、上野彦馬が撮影した時と同じです。同時期に開業した、横浜の下岡蓮杖が風俗・風景が専門のところ、上野彦馬は人物撮影が得意だったとの事。
思いつきの発端となった風景、左手奥アンテナが立っている山頂付近で。
明治7年(1874)12月、金星が太陽面を通過するため、その際最適な観測地にあたる日本に各国の観測隊が来訪。上野彦馬は天文学者ダビッドソンを隊長とするアメリカ隊に依頼され、日本初の天体観測写真を長崎の星取山(旧名:太平山)で約50枚の撮影に成功した。 (参照元:「ナガジン」)
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参考文献・資料 上野一郎他監修「写真の開祖上野彦馬」 八幡政男著「幕末のプロカメラマン」