最終回：いよいよ事業計画を発表する


事業計画の発表はあくまでも「ビジネスプランを発表する場」であって「夢を語る場」では
ありません。なのできっちりとした資金計画も求められます
そのビジネスは1日どのぐらい稼げて、月にしたらいくらで、いくらの資金を用意しているのか。
事務所を構えて人を雇うことは計算に入れているのか。自分の給料は出るのか。
その辺が一番突っ込まれるところです。


みんな自分のビジネスを冷静に考えて1日の売り上げ予想を立てます。
が、そこはまだまだド素人の未熟者の集まり。予算なんてメチャクチャです
でも稼げる方法を・・・と強く思うあまり私たちのほとんどがはまった落とし穴が
「日銭を稼ぐこと」と「目指すビジネス」の違い。


「本当にしたいのはコレです。でもまだまだ難しいのでお金になるまで○○教室を開いて
日銭を稼いで・・・」というヤツ。私自身も一緒でした。
これでいっぺんに「君のしたいことは何なわけ？」になってしまいます。。。。
自分の思い描くビジネスでお金を稼げる人ってどのぐらいいはるんかな～
自分のプランのツメのとんでもない甘さを思い知りました。
あと言われたのが「スキル（技術）があればビジネスできると思ったら大間違いやで!!」という言葉。
「ビジネスはスキルじゃなくてマインドなんだよ!!」ってことなんです。
例をあげると、すごい技術力で素晴らしい作品（たとえばＨＰ製作など）を作れたとしても、
本当に必要なのはその作品をどれだけ多くの人にみてもらえるかという仕掛け力・マネジメント力
・営業力の方。そこに「これを見てくれ!!」という熱さが必要らしい・・・。


今回の発表で審査員の先生方から絶賛されたビジネスプランは・・・。
参加者の中で最年少だったＭちゃんの「アレルギーの子供たちが楽しめるレストラン」でした。


彼女はダンナさまがイタリアンのシェフ。
とにかく外食や食べることが大好きで趣味＝食べることぐらいだったそうで、将来は絶対に
イタリアンレストランを開こう!!とお金も貯めていたらしい。
だけど生まれた愛娘は強度のアレルギーを持っていて、ほとんどの食材を食べられず、もちろん
イタリアンなんてもってのほかだった。
外食どころかフツウの食事すらできない日々、彼女もノイローゼになりかけ。
夫婦二人で夢をあきらめようかと思っていたけど、アレルギーの子供とその家族がゆっくり
楽しめるレストランを作りたい、同じ思いをしている家族に笑顔を届けたいと思うようになった、と。
そのためにレストランの開店準備と並行して「アレルギーの子供を持つ家族の会」というのを
開いて交流会や料理講習会なんかをしているらしい。


彼女の熱い思い、そのビジネスをやろうと思った経緯、そしてその中身・・・参加者一同
ちょっとうるうるきてました
これぞ「自分の人生をすべていかして、そこに熱さを持ったビジネス」でしょ～!!
そしてこういう社会的に必要性の高いビジネスのことを社会問題解決型ビジネスというらしい。
ビジネスは「三方良し」が求められるそうです。
提供した方も、される方も、そしてそれが社会全体に利益となるビジネス・・・。う～ん、なるほど!!


私自身のビジネスはまだちょこっと光が見えてきたトコロ。
でも、先輩と二人いつもしゃべってる「やりたいこと・目指すこと」の軸はぶれないのです。
それを実現できる方法・システムを今模索中!!
「熱い思い」と「私がビジネスをする理由」、これが一番必要だと教えられた今回の塾は
私の人生の中でターニングポイントになったと思います。
皆さんもぜひ参加してみてはいかがですかね～♪人生変わるかも・・・よ!!!